このページは、書籍『(藤沢 晃治 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・短くても分かりにくい文章
佐藤さんと鈴木さんの息子さんに会った。
この文章には三通りの解釈ができてしまいます。
解釈① 佐藤さんと二人で、鈴木さんの息子さんに会った。
解釈② 佐藤さんと鈴木さんお二人の、それぞれの息子さんに会った。
解釈③ 佐藤さんと、鈴木さんの息子さんのお二人に会った。
さらに、第四の解釈すら可能です。(二人の関係はともかく)
解釈④ 佐藤さんと鈴木さんの間に生まれた息子さんに会った。
・「が」を捨てる
ちなみに私の場合、書き上げた原稿を推敲する時、その約七割程度はたった一つの単純作業です。それは、「が」でつながっているセンテンスを「句点(。)と「しかし、」で二つに分割することです。
助詞「が」には、逆接の「が」と順接の「が」があります。
●書籍『「分かりやすい文章」の技術』より
藤沢 晃治 著
講談社 (2004年5月初版)
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