FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 森村 誠一 氏(書籍『小説の書き方』より)

森村 誠一 氏(書籍『小説の書き方』より)

このページは、書籍『小説の書き方(森村 誠一 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・小説は人間や人生を描くことを第一義とする。


・小説の主人公は人間である。したがって魅力ある登場人物の設定が作品のキイとなる。


・小説の書き始めは作品の玄関である。玄関口では読者という作品の訪問者を逃さぬように屋内(作品)に速やかに引き込まなければならない。


・リリシズム溢れる導入文
(※リリシズムとは、叙情性(じょじょうせい)⇒自分の感情を述べ表わすこと。Yahoo!知恵より)


・読者が本を読む理由は、一言で言うならば知的欲求である。本を読むことによって読者は自分の知識を深め、理知的な水準を引き上げようとする。


・表現とは、必ず受け取り手、すなわち読者の存在が必要である。作家によって読者なき文章は表現とはいえない。


・文章には説明と描写がある


・言葉の六つの機能
一、知識・情報・客観的事実の伝達
二、情緒の伝達
三、人間関係の潤滑油、挨拶、激励、弔意など
四、娯楽
五、欺罔(きもう)
六、暴力


・模倣することなく、最初から自分の文体ができ上がっている人というのは珍しい。(中略)名文、悪文いずれにしても文章と親しむことが、文体の形成に必須であるとおもう。


・文体を形成し、磨く方法は、
一、多くの名文に接すること。
二、模倣すること。
三、他人の訂正、修正などと格闘する。
四、模倣を踏まえて、独自の文体を研究、開発する。


・文字や文章には、映像にはない読者の想像の喚起力がある。


●書籍『小説の書き方~小説道場・実践編』より
森村 誠一 著
角川グループパブリッシング (2009年4月初版)
※amazonで詳細を見る