このページは、書籍『一億三千万人のための小説教室(高橋 源一郎 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・小説家になるための本が、三十一冊ありました。「SF作家入門」や「ミステリーはこう書け」ろいった、特定の小説の分野の書き方を教えるためのものを加えると、ざっと五十冊にもなりました。
・小説家は、小説の書き方を、ひとりで見つけるしかないから
・糸井重里さんの名コピー「なにかしない、をするの」
・小説を書くためには、「バカ」でなければならない(中略)「バカ」は無知とはちがいます。無知はなにも知らないは、「バカ」は、自分がなんにも知らないことだけは、知っているのです。「バカ」は、なにも知らない。世界が、どうなっているかを。自分が、なにものであるかを。だから、知りたくなる。知りたくて、知りたくて、目を見開く。
・小説をはじめる前には、なにが必要か、あるいは、なにが不必要かを、思い出して書いたのです。
・「知っている」ということと、「ほんとうに知っている」ということは、まるでちがうのです。
・小説をつかまえるために、暗闇の中で目を開き、沈黙の中で耳をすます
・他の人とはちがった目で見る
・たいせつだ、やらなくちゃ、すべをかけて、とやる気を見せれば見せるほど、小説も詩も、女の子も、夢も、お金や地位も、あなたから、逃げ出してしまう。
だから、あなたは、まず、小説と遊んでやる覚悟を決めなければなりません。
・なにかをもっと知りたいと思う時、いちばんいいやり方は、それをまねすることだ
・まねること、と、ただ書き写すことは、ぜんぜんちがうことです。
・太宰治の作品は、日本語で書かれた小説の中でもっともまねされてきたものです。
●書籍『一億三千万人のための小説教室』より
高橋 源一郎 著
岩波書店 (2002年6月初版)
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