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久石 譲 氏(書籍『感動をつくれますか?』より)

このページは、書籍『感動をつくれますか?(久石 譲 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ものをつくる姿勢には、二つの道があると思う。
一つは、自分の思いを主体にして、つくりたいものをつくる生き方。自分の価値観、自分の信念にしたがって、自分自身が満足のいくものを追い求める。(中略)
もう一つの在り方は、自分を社会の一員として位置付けてものづくりをしていく在り方。需要と供給を意識し、今自分は何を求められているかを見据えた中に身を置く。自ずと商業ベースで考えることになる。(中略)僕の音楽家としての現在のスタンスは、後者である。だからといってビジネスライクに考えているわけではない。もちろん創造性ということを一番大切にしている。


・ある映画なり、コマーシャルなりの作曲依頼がくる。渡された台本を読んだ。監督と打ち合わせをして、映像で表現したいことも聞いた。僕は、この段階で受けた最初の印象というものを結構大事にしている。


・質より量で自分を広げる


・いい音楽は譜面も美しい


・とくにシリアスな内容の物語は、あまり音楽を入れすぎるとよくない。映像が作り物めいてしまう。音楽を意識的に少なくする決断も必要だ。


・世界観は最初の五分で決まる


・僕が向き合うべきは、監督その人ではなく、つねに作品である。


・僕の本名は藤澤守


・個人的には「なんだ、これ?」と思うような歌でも、ヒットした局に耳を傾けることは大事だ。好き嫌いの主観で捉えずに、それらなぜ世の中に受け入れられているのだろうと、状況に目を向ける。すると、その今という時代の空気が見えてくる。


●書籍『感動をつくれますか?』より
久石 譲 著
角川書店 (2006年8月初版)
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