このページは、書籍『「子供のために」を疑う(二神 能基 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「自分はダメな人間だと思う」と答えた中高生の割合は、日本が突出しています。中学生では、中国約11%、米国約14%、韓国約42%に対して、日本は56%と断トツの首位。同じく高校生でも約66%で首位。
・私は子供を伸ばすには、3つの力のバランスが大切だと考えます。計算したり本を読んだり、勉強するのに必要な「抽象的能力」。走ったり、掃除などの家事をする「具体的能力」。他人と話して人間関係をつくることができる「社会的能力」の3つの力です。
・志望校の下位3分の1にいるようなら、子供にその学校を受験させないことです。子供の精神状態が歪むような場所で、あまり長い間頑張らせないこと。
・複数の学校の受験している人も多いので、一見増えているように見える受験者数も、実際は横ばいか、減少傾向
・「中学受験の勉強は1年間」が原則
・私の経験から言えば、その戸惑いや緊張感が、子供の潜在能力を引き出す場合が多い。
・子供に期待してはいけない
・「なんとかなるよ」は、こんな時代の子供にはいい口ぐせです。(中略)「そんなに頑張らなくてもいいわよ」も、子供をリラックスさせる口ぐせです。
・母親が「ちょっと、お父さんも叱ってよ」と言ってきたら、父親が「おまえも大変だな、でも、もうちょっと肩の力を抜いたらどうだ」と、ひと声かけてもらえればおさまる場合が多い。
・子供のほめ方には「温度差」が必要です。片方がほめたら、片方はムスッとした表情を見せる。
・親自身が毎日の声かけをして、「あなたのことはいつも見てるよ、気にしているんだよ」というシグナルを、直接送りつづけることが欠かせないのです。
●書籍『「子供のために」を疑う 10代の子供を伸ばす7つの知恵著』より
二神 能基(ふたがみ のうき) 著
朝日新聞出版 (2009年9月初版)
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