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[ 出版業界について ]

人の印税を知るなら、この本

印税や原稿料について書かれた本を4冊ご紹介いたします。

『漱石の印税帖』 松岡 譲 著、朝日新聞社 刊 (1955年初版)

夏目漱石の娘婿の松岡譲氏が書かれた本です。古本のため現物を見つけることができず読んでいません。よって内容は不明です。


『原稿料の研究 』 松浦 総三 編集、日本ジャーナリスト専門学院出版部 (1978年11月初版)

原稿料の実態から歴史、法律問題まで紹介しています。印税制度を初めて実行したのは森鴎外など。ただ、事実誤認や引用ミスなどの指摘もあり。


『売文生活』 日垣 隆 著、筑摩書房 (2005年3月初版)

元書店で働いていた経験をお持ちのノンフィクションライター日垣隆氏の書籍。辛口で有名な著者だけに歯に衣着せぬ文章は楽しいです。複数冊を書いている著者やライターの方にオススメです。


『“著者”の出版史~権利と報酬をめぐる近代』 浅岡 邦雄 著、森話社 (2009年12月初版)

中京大学文学部言語表現学科准教授。日本出版学会の理事であり日本マス・コミュニケーション学会会員でもある浅岡邦雄の書籍。島崎藤村や森鴎外、永井荷風など有名作家が出版社とどのような契約を交わし、どれ位報酬を得ていたのかを紹介しています。出版社に勤める方にオススメです。


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『漱石の印税帖』 松岡 譲 著
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『原稿料の研究』 松浦 総三 編集
http://bit.ly/bRp8yB

『売文生活』 日垣 隆 著
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『“著者”の出版史~権利と報酬をめぐる近代 』 浅岡 邦雄 著
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