このページは、書籍『1億人を動かす技術(福士 睦 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・テレビに携わる人間は、たった一つのことしか考えていません。「いかにして最大の人数に興味を持ってもらえるのか?」これに尽きます。
・アブラハム・マズローの欲求段階ピラミッド
①生理的欲求------衣食住など、人間が生きるうえで根源的な欲求。
②安全の欲求------身の危険を感じない環境の欲求。(中略)
③親和の欲求------人とかかわりたい、人と同じようにしたい集団帰属欲求。(中略)
④自我の欲求------自分が集団から価値がある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求。
⑤自己実現の欲求------自分の能力、可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。
・愛やおもてなしの心は、以下の三つの条件をクリアすれば自然に備わってきます。
①相手の興味・関心に合わせる
②相手の頭に負担をかけない
③効率的に自分の思い・情報を伝える
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聞き耳をもってもらえる!
・バーサタイリストとは、「多機能で適応力の高い人」。すなわち「多芸多才で何でもできる人」を意味します。
・『世界一受けたい授業』であれば、「今まで知らなかったことを、おもしろく学んで知的好奇心を満たしてもらう」という目的でつくられています。
・男女を問わず成果を出す人は、自分は新人でも、周りがエライ人だらけでも、言いたいことがあれば、はっきり発言するものです。
・「無意識マップ」とは、消費者が無意識にうちにつくった、さまざまなものに対するポジショニングのこと。
・「1億人の心をつかむテレビの公式」を、次の七つにまとめてみました。これがコミュニケーションの基本です。
①「つかみですべてが決まる」------新しい話題への期待、あおり
②「フリで話題を引き出す」------相手が話したいことを察知する
③「短く!無駄なく!」------話をテンポよく、簡潔にまとめる
④「わかりやすいイメージ」------即座に理解できるような整理された表現
⑤「数字とオチ」------人が「なるほど」と思う妥当な発言と結論づけ
⑥「『あえて』で話を盛り上げる」------話を何倍にもふくらませる
⑦「笑い・なごみ」------脳を飽きさせず、くつろがせる工夫
・つかみの達人になるためにはまず、話を簡潔にする「箇条書き思考」を意識し、説明するクセをストックしてください。「だらだら長い話は失格」と肝に銘じること。
・数字というのは、比較対象がないとただの数。「八〇点は良い得点」と感じるのは「一〇〇点満点」という前提や「友だちは六〇点」という比較対象があるからです。
・ポジショニングがうまく、会話を盛り上げる名人は、「あえて」をうまく使います。これは、あえて、自分を下げたり、会話の方向を変えたりすることで盛り上げるテクニックで、以下の六つに分類できます。
①自虐、②ボケる、③つっこむ、④ずらす、⑤合わせる、⑥拾う。
・合コンでの会話
女「野村君って、遊んでそうだね~」
男「そんなことないよ~!」
女「うそー!しょっちゅう合コンとかしてそうだもん」
男「全然遊んでないのに、ひどいなあ。最後に合コンしたのだって・・・・・・二日前だよ」
女「近っ!」
男「しかも、ダブルヘッダー!」
・使えるデータベースウェブサイト
『新書マップ』
「ITとメディア」「お金と経済」など、テーマごといま出ている新書の背表紙が検索できる。新刊が出ると情報更新される。情報収集のインデックスにもなるし、忙しいときはタイトルを見るだけでもOK。
http://shinshomap.info/
『magabon』
女性誌から経済誌まで、今発売されているありとあらゆる雑誌のカバーが一挙にチェックできる。ざっとトレンドをチェックするときに便利なサイト。
http://www.magabon.jp/
『千夜千冊』
松岡正剛さんの書評ブログ、知の巨人ならではの切り口で千冊以上の良書が紹介されている。
http://www.honza.jp/senya/1/
・人は問われると答えたくなり、答え始めるとそこに深く関わりたくなります。
●書籍『1億人を動かす技術』より
福士 睦 著
ダイヤモンド社 (2009年5月初版)
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