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[ 出版業界について ]

新聞一面下の広告の掲載場所には、各出版社の定位置がある

書籍『老舗の流儀』(南陀楼 綾繁 著)によると、新聞一面下の広告の掲載場所には、各出版社の定位置が決まっています。例えば、右端には岩波書店や春秋社、東京大学出版会が掲載され、左端には、講談社や集英社、小学館などが多いです。詳細を書籍『老舗の流儀』よりご紹介したいと思います。
 

--------- 書籍『老舗の流儀』(南陀楼 綾繁 著) ----------------------


『出版広告の手引き』などによれば、右端には岩波書店、春秋社、東京大学出版会などの出版社が名を連ね、二番目をみすず書房、三番目を角川書店、四番目を新潮社、五番目を文藝春秋などが占めている。また左端にはいわゆる「実用書、婦人書、児童書」を手がける講談社、集英社、小学館などの広告が掲載されている。右端が専門書になった理由は、戦前、面が全面広告だった時期に、題字脇のスペースを法律書の四社(岩波書店、日本評論社、有斐閣、弘文堂)が占めていたことに由来するという(元有斐閣宣伝部 村崎和也の談話


●書籍『老舗の流儀~戦後六十年あの本の新聞広告』より
南陀楼 綾繁 著
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