このページは、書籍『“著者”の出版史(浅岡 邦雄 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・明治期に著書を出版する際、著者と出版社との間で結ばれた出版契約は、ほぼ以下の四種の形態のいずれかであったことが確認できる。
①版権・著作権譲渡を含む原稿買い取り
②印税による支払い方式
③著作権の共有契約
④自著自刊の発売委託
・国立国会図書館に所蔵されている。(中略)『明治文藝家原稿料請求書』(請求記号:301-19)
・永井荷風や森鴎外の著書の初版発行部数が、一〇〇〇部ないし一五〇〇部であることは印税領収書が明らかにしている。
・出版界の内情にも通じていた内田魯庵は「本屋と著作者」
・ 山崎安雄『春陽堂物語―春陽堂をめぐる明治文壇の作家たち』
・『明治の出版文化』(共著、臨川書店、2002年)
●書籍『“著者”の出版史~権利と報酬をめぐる近代』より
浅岡 邦雄 著
森話社 (2009年12月初版)
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