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石原 結實 氏(書籍『「水分の摂りすぎ」は今すぐやめなさい』より)

このページは、書籍『「水分の摂りすぎ」は今すぐやめなさい(石原 結實 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「出した後に入れる」ことが、宇宙、そして小宇宙にもたとえられる人間の健常性を保つ大原則なのである。


・小便は1日に7~8回が正常の回数で、量を合計すると約1000から1500ml、それに大便の中にも水分が含まれており、これが約100ml。


・冷たい水分は内蔵を冷やすのでだから、逆に塊(血栓)を作る要因にもなる可能性すらあるのである。


・生姜には、体を温め、血管を拡張し、しかも血栓を溶かす作用もある。特に生姜紅茶をすすめる理由もここにある。


・「色白で汗が多くてむくみやすく、関節の痛みを来しやすい」------これが「水太り」タイプである。


・「水太り」はまず下半身を絞れ


・シソの葉と生姜は、漢方では昔から「気を開く」=「うつ気を取る」作用があるとして重用されてきた。


・漢方医学には、
●冷え性の人、または冷えのために起きる病気には、体を温める食物を
●暑がりの人、または暑がりの人がかかる病気には、体を冷やす食物を
という基本理念がある。


・体を温めて血行をよくし、余分な水分の排せつにつながるのは、
●うどんよりそば
●白砂糖より黒砂糖やハチミツ
●白ワインより赤ワイン
●クリームがのった洋菓子よりも、小豆でできたアンコものの和菓子
である。この考えにあてはめれば、
●白米より玄米
●大豆よりも小豆や黒豆
●白ごまより黒ごま
●白パンより黒パン
がいいことも同様だ。
野菜類でも、葉野菜(レタス、ハクサイなど)より、根菜類(ゴボウ、ニンジン、レンコン、ヤマイモなど)のほうが色が濃いので水毒の人にはよりよい。


・漢方では一般に、「太陽に向かって伸びていくもの」は、自分自身が冷えているために太陽という高熱の物体に向かって伸びていくと考える。
したがって、地面から離れた高い場所にできるバナナやココナツなどの果物は体を冷やすことになり、逆に、太陽とは反対の方向に伸びていく根菜類は、たとえ色が白くても、ダイコン、ネギ、タマネギ、生姜、イモ類など温める食物と考えていい。
なお、同じ葉野菜でも、ホンレンソウ、コマツナ、ネギ(土より上に出ている部分)など、色の濃い野菜は体をむしろ温めてくれるし、葉をひろげずに巻いて固まっているキャベツのようなものも体を冷やす作用がなくなる。


・一般に南方産の食物は体を冷やし、北方産の食物は体を暖めると考えるのである。
また、暑い南方で暮らす人には、そこでとれる食物を食べると体を温まってしますのでは困るし、寒い北国で生きる人には、そこにとれる食物は体を温めてくれるようにできているともいえる。まさしく「宇宙の摂理」といってよい。


・キャベツのところで例をあげたが、硬くて引き締まった食物は体を温める。なぜなら、「硬い」とは、水分の含有量が少ないこと、というのが理由だ。


・同じ食物でも、熱を加えることにより、体を冷やす性質から温める性質に変わる。
●牛乳(白色=冷やす性質)に熱を加える→チーズ(黄色=温める性質
●緑茶(緑色)に熱を加えて発酵させる→紅茶(赤色)
●白米(白色)+熱を加える→チャーハン(黄色)・釜飯(黄色)・赤飯(赤色)


・緑茶は体を冷やし、紅茶は体を温める


・タンポポにも利尿作用がある上に、緩下作用(便を出す)も併せ持っている。


・アメリカのミライバル医博が4000人の精神病患者を10年間追跡したところ、自殺した人は、みな低体温だったという調査を発表している。


●書籍『「水分の摂りすぎ」は今すぐやめなさい』より
石原 結實 著
三笠書房 (2004年3月初版)
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