このページは、書籍『文章作法(本多 顕彰 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・まず感動がなければならない
・できるだけ表現力の富んだ語を選ぶことが大切である。
・不合理がすぐれた文章を生む
・「文は人なり」という言葉は、フランスのビュッフォンがいったということになっているが、そうではないらしい。
・すぐれた文章が書けるかということを考えることだけは私にもできる。まず第一は、書くべきもの、思想や感動をもつことが大切
・各語、各部分が、ぜんたいの統一をめざして結びつくことが必要である。
・すぐれた文章をくりかえし読むこと
・自分の思想や感情は、本来は、自分独自の言葉でないと言いあわらせない。
・論文でも、手紙でも、やはり結びがうまいということは、一文に重きをくわえることになる。
・文章、ことに短い文章においては書き出しがいちばん大切である。文章のうまい人は、書こうとすることの、どの点、どの面から書くかということに苦心する。
・自分のこと、とくに、自分の弱点、を書くばあいには、つい弁解したくなるものであるが、それが読者にとって厭味と感じられることは漱石の言うとおりである。
・強い感情をこめて書く手紙、悲しさを表現する手紙、ことに怒りを表現する手紙は、深夜に書かないようにした方がいい。(中略)深夜の思いというものは、あたりから現実世界が消えているから、奔放になり、あるいは激しくなる。
●書籍『文章作法』より
本多 顕彰(ほんだ あきら) 著
社会思想研究会出版部 (1959年6月)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.