大久保 公裕 氏（書籍『あなたの知らない 花粉症の治し方』より）

このページは、書籍『あなたの知らない 花粉症の治し方（大久保 公裕 著）』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・一言に花粉症といっても、その内容や原因は人によってまちまち

・「減感作療法（特異的免疫法）」は、現在、花粉症を根治させうる唯一の方法で、効かないことはありません。ただ、時間がかかります。また、病院へ通い続けなければなりません。

・スギ花粉入りの「健康食品」には気をつけてください

・クスリのかたちには、鼻にさす噴霧薬（点鼻薬）もあれば、点眼液も、経口薬（のみぐすり）もありますが、どれを使っても、基本的には対症療法、つまり、花粉症を根本的に治すものではなく、症状を軽くするための治療です。

・注射一本で花粉症を抑えるという治療は、危険が大きく、お奨めできません

・市販の鼻噴霧薬にも気をつけてください（中略）血管収縮薬が入った噴霧薬を使い続けていると、リバンウド現象というのが起き、鼻づまりがさらに悪化することが知られているからです。（中略）とにかく、市販の鼻噴霧薬の場合、一日に何回も噴霧するという使い方は、ぜったいにしないでください。

・冷たい水で顔と目を洗うと、さらに効果が上がります。目のかゆみには、冷やすのが効果があるのです。

・花粉症の手術のことも教えてください（中略）

レーザー焼灼術
電気凝固術
超音波メス凝固術
ラジオ波凝固術
トリクロル酢酸塗布
下鼻甲介粘膜切除術

・鼻づまりの自己解消法

1　生理食塩水(水500ミリリットルに食塩小サジすり切り1杯弱、4.5グラムを溶かす。濃度0.9パーセント)で鼻の中を洗う

2　鼻の上部に、蒸しタオルやカイロなどをあてて暖める

3　切った玉ねぎを鼻の前にもっていって、何度も鼻で深呼吸をする

4　うなじの両脇のつぼ(天柱といいます)を指圧する

5　左右の小鼻に指の腹をあてて少し強めにマッサージし、鼻のすぎに添って、付け根あたりまで指圧する

6　マスクをしたまま寝る

7　汗をかくくらい運動をする

8　部屋を加湿する

などなど

・マスクは使い捨てで不織布のもの、かたちは立体型がいいでしょう

●書籍『あなたの知らない 花粉症の治し方』より
大久保 公裕 著
暮しの手帖社 (2009年11月初版)
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