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片山 一行 氏(書籍『すごい!聞き方』より)

このページは、書籍『すごい!聞き方(片山 一行 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・多くのを語らないほうが、相手は心を開く(中略)聞き役に回れば、相手も心を開く


・人間は二つの耳と一つの口こ持っている。だから、一つ話したら二つ聞くこと(中略)まず、相手の言うことを聞く。それは、相手の気持ちを受け止めるということだ。どっしりと受け止めて、その上で自分の意見を言う。これがすべての基本である。


・「聞く」と「聴く」は違う


・「聞き上手」とは、ただじっくりと話を聞くだけではなく、話を受け止めてこちらの意見も言えなければならない。


・理解しようとするのではなく、共感の気持ちを持つ


・人に好かれるには、こちらから好きになろう


・いきなり相手に考えや意見を否定しない

イエス・バット(YES・BUT)の法則が会話の基本(中略)まず。「イエス」で受ける------これが基本である。
「そうだねえ」
「いいねえ」
「うん、その通りだと思う」
と受けた上で、
「だけどね・・・・・・」と反証していくのだ。(中略)

「いいデザインですね。ほぼイメージ通りです。だけど、あえて意見を言わせてもらっていいですか」


・むやみに励まさない。助言しない(中略)
「そっか・・・・・・あの課長、口調がきついしねえ。大変だなあ」
こんなふうに、まず受け止める。


・いろいろな「相づち」のパターン

単純な相づち・同意のパターン

「はい」「ほう~」「なるほど」「まったくですね」「へえ!」


整理する相づち

「ということは、要するにこういうことですね・・・・・・」
「つまりこういうことですか」
「では、こういう側面もありますね」


共感の相づち

「そうなんですか」「よくわかりますよ」
「本当にそうですねえ」「大変でしたね」
「よかったですねえ」「すごいですねえ」


・意外と効果的な「オウム返し」の相づち(中略)

「実は先週、風邪をひきましてね」
「風邪ですか、それは大変でしたね」
「そうなんですよ、三九度近い熱でした」
「へえ、三九度ですか。それはきついですね」
「ええ、ずっと寝込んでましたよ」


・人間は誰かと付き合うときに、“トク”がないと、積極的にはコンタクトをとらないと思うんですよ。ひとつは、その人と付き合っていると何らかの点で、“得”をするか、ということ。もうひとつは、付き合っていて心地よいということ。これが、“徳”じゃないですかね。人徳って、要はそういうことだと思う
※坂戸健司氏 代表書籍に『「発見力」の磨き方』(PHP研究所 刊)などがある。


・相手を納得させる説得力が身につくための、三つのポイントをあげておこう。とりあえずこの三つができれば、何とかなるはずだ。
まずひとつめは、相手の目(あのあたり)と首筋のあたりを見てゆっくりと話すこと。目を凝視してはいけないし、早口になってもいけない。
もうひとつは、できるだけ相手の名前を呼ぶこと。相手の目の前にいて一対一で話しているときでも、「それはですね、○○さん。・・・・・・」と言う。
最後のひとつが、この本のテーマでもある、「相手の話を聞く」ということである。相手の心を受け止める気持ちで、相手の身になって話を聞こう。その思いは、必ず相手にも伝わるはずである。


・悪口や陰口には同意しない


・性格は変えることはできないが、考え方を変えることはできる。聞くのが苦手な人も、少し考え方を変えるだけで、わずかでも聞き上手になることができる。


・著者
片山 一行(かたやま・いっこう)

エディター(編集者)、出版プロデューサー。


●書籍『すごい!聞き方』より
片山 一行 著
ダイヤモンド社 (2009年8月初版)
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