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[ 出版業界について ]

本の付録が“売上げ”を伸ばす

ここ数年、本の付録が“売上げ”に貢献するケースが目立っています。例えば、幻冬舎の『巻くだけダイエット』(山本千尋 著)や、宝島社の雑誌『sweet』、『親子のたいやきくんお楽しみBOOK』、日本実業出版社の『聴診器ブック』(桐生迪介 著)、ムック『シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK』(主婦の友社)などです。
 

中でも、宝島社『sweet』2010年2月号は初版105万部と、数年来、100万部を超える女性誌がない中で、その存在は大きいものとなっています。販売部数を伸ばした要因のひとつには、普段、本を買わない人たちを取り込んだことがあるようです。


また、この他にも読むだけでなく「本を使う」という発想で話題になった書籍があります。ポプラ社の『つかう本』(幅 允孝 著、千里リハビリテーション病院 著)です。この書籍は、リハビリの方向けの本で、手や指を動かすことや考えることを前提に内容が組まれたものになっています。


このように、本を読むだけでなく付加価値をつけることで、読者を増やしベストセラーになった好事例ではないでしょうか。


※ご紹介した書籍や雑誌をアマゾンで見る

『巻くだけダイエット』(山本千尋 著、幻冬舎 刊)

『sweet 2010年 02月号』(宝島社 刊)

『親子のたいやきくんお楽しみBOOK』(宝島社 刊)

『つかう本』(幅 允孝 著、千里リハビリテーション病院 著、ポプラ社 刊)

『シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK』 (主婦の友社)