このページは、書籍『百年企業、生き残るヒント(久保田 章市 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「長寿企業」という言葉について定義します。東京に「東都のれん会」という老舗の会がありますが、その入会条件は「江戸・東京で3代、100年以上継続、盛業」だそうです。そこで、本書では、長寿企業を「創業100年以上の企業」と定義します。
(※参考:http://www.norenkai.net/)
・世界最古のホテルとしてギネスブックに認定されたホテルもわが国にあります。石川県の粟津温泉にある温泉旅館「法師」です。法師の創業は西暦718年(養老2年)、今から1290年以上も前。
(※参考:http://www.ho-shi.co.jp/)
・光産業創成大学院教授後藤俊夫氏によると、わが国にはこのように創業1000年以上も続く企業が19社、500年以上が124社、200年以上が3,113社もあるそうです。(中略)「創業100年以上の企業」については正確なデータがありませんが、後藤俊夫氏は約5万社と推定されています
・ヨーロッパや米国の長寿企業はどうでしょうか。ヨーロッパには、パリに本部のある「エノキアン協会」があります。
・長寿企業の96%が中小企業
・越後屋の家訓「売りて悦び、買いて悦ぶ」や、近江商人の「三方よし」も同じ考えです。「三方よし」とは「売りてよし、買いてよし、世間よし」という意味です。
・家訓の解釈を時代に合わせる
・社歴の浅い企業が学ぶべきは「伝統」、古い企業は「革新」
・今後、特に重要なことは次の三点だと考えています。
(1)経営革新に取り組む
(2)社員を大切にする
(3)継続経営者の育成
・鍋屋バイテック
二代目は岡本太一。
・第一に工場や事務棟がきれいです。太一氏によると、「人はどんな会社で働きたいかと聞けば、若い人がいて、社員の服装がよくて、食堂やトイレがきれいで、面白い会社、と答える」そうです。(中略)
第二に、自己啓発支援。(中略)
第三は、社員旅行やレクリエーション。(中略)
第四は、定年後の再雇用制度。(中略)
第五は、パート社員に対するユニークな施策。その一つは退職金制度。パート社員には1時間あたり100円の退職金が積み立てられ、退職時に支給されます。
(※参考:鍋屋バイテックのウェブサイトはこちらから)
・森光商店
代々「一旦、会社に入れた以上、家族である。絶対に首を切ってはならない」の言い伝えが
(※参考:森光商店のウェブサイトはこちらから)
・流行は東京から地方に波及する
・亀井工業ホールディングス
日帰り温泉事業
(※参考:湯快爽快グループのウェブサイトはこちらから)
●書籍『百年企業、生き残るヒント』より
久保田 章市 著
角川SSコミュニケーションズ (2010年1月初版)
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