このページは、書籍『うちの店にはなぜ客がまた来るのか(角 章 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・極論を承知でいえば、お店を話題にして流行らせることはいくらでもできる。しかし、続けていくことは非常に難しい。流行りの店ほど飽きられやすいのが現実です。
・好きなものより嫌いなものを覚えなさい(中略)『お客様の好きなものを覚えず、嫌いなものを覚えなさい』父からのこの教えは接客の心をよく表している言葉
・偉い方ほど甘える場所を求めている
・黙っているときには話しかけるな。余計なお喋りはするな。ほっておけばいい。すると、先方から声をかけてくださるから
・“飲み放題”と書くのはどうもかっこ悪い。そこで、“フリードリンク”という言葉が浮かんできたのです。また別の店は、“食べ放題”を、“フリーフード”と言い換える表現方法を思いつきました。
・お客様が怒るのには、それなりの理由がある。この原因は些細なことの積み重ねが多い。コップの水がたまってきてぎりぎりの表面張力で保っていたものがついにあふれてしまうのです。つまらないことの積み重ねが堪忍袋の緒を切るのです。
・料亭が売っているのは、料理じゃない。空気を売っているんだ
・「『儲ける』と『儲かる』は、大きく違うで。料理屋は儲けたらあかん」
儲けるというのは単にお金が入るということ。一方、お客様をおもてなしする店は、一生懸命、心を尽くした結果、儲けが残りましたというのが、儲かるということ。金銭的には同じ結果であってもその心根が違うということなのです。その心根の違いがやがて大きな違いとなります。
・常に一歩をゆく目線をお持ちになっていました。それらの中でも最も重要なのは、ご自身のオリジナルというベースを持ちながら、流行に乗るのではなく、時流にうまく合わせてきたということ。
●書籍『うちの店にはなぜ客がまた来るのか~老舗料理店 サービスの極意』より
角 章 著
小学館 (2010年4月初版)
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