このページは、書籍『知の現場(知的生産の技術研究会 編集)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
●作家 奥野 宣之 氏
『情報は一冊のノートにまとめなさい』
・この本が大勢の人に受け入れられたのは、すぐに試せることですね。敷居が低いということです。優れたアイデアとは普遍性があるということです。普遍性があるからベストセラーになったのでしょう。
・情報収集するには、本を書くためです。
アウトプットするコツは、なんでもとりあえず書くこと。
●作家 北 康利 氏
・文章が説教くさくなってはいけません。読み手に伝わらなければ意味がありませんから、できるだけ感動的な実際のエピソードをオブラートに包んで思いを心に届けるようにして、若い人に読んでもらえるよう心がけいます。相手を尊敬しないと、相手の心には届かないものです。
●多摩大学教授 樋口 裕一 氏
・執筆は、書きたいことが先にあって、それに合わせて目次を考えてから書いています。目次の作り方は、交響曲のような4楽章構成を基本
・私には情報源はありませんし、情報収集もしていません。新聞、ニュース、インターネットもそれほど見るほうではないです。実は、ネタを探したことも一度もありませんし、取材も基本的にしたことがありません。今まで多くの本を書いてこられた理由は「観察」だと思っています。
●札幌国際大学教授 松田 忠徳 氏
・月に100冊以上の単行本を読みますが、その内3分の1は、飛行機で読みます。
・知的生産とは
掘り下げて考えること
人と同じ道を歩みたくない
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読書 フィールドワーク
飛行機内で読むことが多い 現場の調査・研究
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根気を養う 五感を駆使する
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単純化する
●作家 野村正樹氏
・この言葉(※「知」のこと)を追究していくためには、知識、常識、見識、美意識といわれる「四識」を磨き、それらに触媒を加えて「五シン」の行動をとることです。「五シン」とは発信、受信、共振、疑心、確信です。
・「知」を鍛えるためには、まず発想があり、それに触媒効果を発揮する四つの「視」、四つの「異」、四つの「雑」が機能する必要があると考えています。
「視」とは、視点、視野、視界、そして視座です。特に、視座が大切です。その人が立っている位置から見るということです。
「異」とは、それぞれ異なる場所、人、情報、体験を考えることです。
最後の「雑」は、雑学、雑誌、雑言、雑費です。大事なことは、当座の成功とか、金儲けとには直接役立たない知識、情報、行動、たわごとなどを拾い上げ上手に組み合わせることだと思います。
●IT教授 久保田 達也 氏
・本物に触れているときが知の現場
●百三歳児・教育学者・しいのみ学園延長 昇地 三郎 氏
・この年齢まで現役を継続するには、健康維持は欠かせません。当然、脳も若く維持しなければ今日の私はありませんでした。そのために、長年二つのことを続けてきました。
最も大事なことは、ひと口30回噛むことですね。噛むことにより消化が良く、栄養が行き渡り、それが血液が脳に流れ、呆けません。しかも皺(しわ)が寄らない。(中略)次は朝起きたら、すぐに行う冷水摩擦です。まず手むぐいを絞り、それを額に当てると目が覚めます。やっている時間はだいたい5分です。
●ブロガー・プログラマー・投資家 小飼弾氏
・映画「バベル」のロケ地として提供されたことでも有名な、高層マンションの最上階に位置するご自宅を訪ねた。
※NPO法人 知的生産の技術研究会
http://tiken.org/
tiken.org@nifty.com
TEL:042-363-3445
FAX:042-365-5744
●書籍『知の現場』より
知的生産の技術研究会 編集さん
久恒 啓一 監修
東洋経済新報社 (2009年12月初版)
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