このページは、書籍『世界不況を生き抜く新・企業戦略(門倉 貴史 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・日本の農業は「輸出」に活路を見出せるか(中略)
売れ行きが落ちた最大の要因は日本のコメの高さにある。中国で販売される日本のコメは、輸送コストなどが上乗せされるため日本国内で販売される場合に比べて2倍以上の値段だ。また、中国で売られている現地のコメの値段と比べると約20倍にもなる。
・有望な消費マーケットを見極める五つの基準
1 人口規模は大きいか
2 人口増加は続くか
3 1人あたりのGDPが一定のレベル(目安は1000米ドル)に達しているか
4 購買意欲が旺盛な中産階級が台等しているか
5 新聞、雑誌、テレビ・・・・・・メディアが広く普及しているか
・インドネシア、将来は人口が3億人に迫る
・トルコこそ中東最大の消費マーケット
・ただ一点、注意しておく必要があるのは、これらの有力消費マーケットはあくまで中長期的に有望なのであって、短期的に世界同時不況の救世主にはなり得ないということである。
・新興市場を攻める四つの戦略
1 採算は二の次、まずマーケットシェアを確保する
2 どの階層を狙うか、ターゲットを絞り込む
日本企業はアッパーミドルや富裕層、ニューリッチ層へ特化を
3 「プロダクトアウト」ではなく、「マーケットイン」を徹底する
それぞれの市場特性に合ったオリジナル製品を投入せよ
4 新製品開発や新分野発見で、新たに市場を創り出す
・不況またよし。不況は改善、発展への好機である
※松下幸之助氏
●書籍『世界不況を生き抜く新・企業戦略』より
門倉 貴史 著
朝日新聞出版 (2009年7月初版)
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