FaxDMトップ > 会社案内 > 成功者の知恵 > 塩澤 実信 氏(書籍『出版界おもしろ豆事典』より)

塩澤 実信 氏(書籍『出版界おもしろ豆事典』より)

このページは、書籍『出版界おもしろ豆事典(塩澤 実信 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・全国でも有数な“教育県”といわれる長野県は、出版界にあってひときわ目立つ人材を輩出させている“出版県”でもある。(中略)


信州出身者に、出版を志した人が少なくなかったのは、この地に東海道も北陸道も通っていない疎外県であったこと。明治以降その立ち遅れを取り戻し、新時代に対応しようとする志が、熱心な子弟教育になり、その熱意で知的水準が高まり、「読み書き」の原点、出版指向へ結びついていったのかもしれない。


・出版界には不況になると、値段が安くて手軽な新書で一時凌ぎする習慣性がある。(中略)新書ブームのそもそもは、デフレ政策で出版社が資金繰りにあえいだ昭和二十九年(一九五四)から翌年にかけであった。


・「新潮新書」の三重博一編集長が、このとき養老孟司に取材し、わかりやすい文章にまとめる陰のライターに起用したのは。『FOUCS』編集部で鍛えた後藤祐二だった。※書籍『バカの壁』(養老 孟司 著) のこと


・洋七はこの後、四十社を廻ったというが軒並み断られたため、楽屋やNHKロビーにカンパ箱を置いてカンパを募り、その金で東京の小出版社から昭和六十二年(一九八七)十二月、自費出版の形で三千部を出版した。このときのタイトルはたけしに付けてもらった『振り向けば哀しくもなく』で売れなかった。
※書籍『佐賀のがばいばあちゃん』(島田洋七著)のこと


・世界の三大ベストセラーは、『聖書』と、マルクスの『資本論』、そしてサン=テグジュペリの『星の王子さま』と言われている。


・明治初年、日本の人口は四千万人足らず。文字を読める人は、その三〇%程だった。


●書籍『出版界おもしろ豆事典』より
塩澤 実信 著
北辰堂出版 (2010年1月初版)
※amazonで詳細を見る