このページは、書籍『「今泉棚」とリブロの時代(今泉 正光 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・今泉正光さんは一九八〇年代から九〇年代初頭のリブロで、「今泉棚」とよばれる独創的な品揃えによって、今でも神秘的書店人として語り継がれている。
・記憶術というのは書名を見て、書いて、転記して覚える。そのデータが増えていき、それを何回も何回もリピートしていくうちに、自然に頭に入っていくのですよ、私の場合には。
これによって売れるスピード、売れる月、売れる時間帯の本の動きが如実にわかっていくのです。またほとんど棚を覚えてしまう。だから在庫を聞かれても、「あれは向こうの棚の上から三段目の真ん中にある」と自然に言えるようになるのです。
・立ち話しをしている人たちが手にしている本が何か
・出版業界の階級構造というのも露骨で、これは色々と含みももちろんあるが、一番えらいのが著者、その次が出版社の編集で、その下に営業がある。営業の次にくるのが取次
・〇三年店舗数五九、売上高二三九億円のリブロは日販に買収されることになり
●書籍『「今泉棚」とリブロの時代』より
今泉 正光 著
論創社 (2010年9月初版)
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