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書籍『出版指標年報〈2010〉』より

このページは、書籍『出版指標年報〈2010〉』よりから、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・2兆円割れとなったのは88年以来21年ぶり。出版物の販売額がピークだったのは96年の2兆6,564億円。09年はそれから約27%、7,200億円減少したことになる。


・09年はミリオンが出なかった。関連書がたくさん売れる“ブーム”と呼べるものがなかったのも特徴。


・インプレスR&D『電子書籍ビジネス調査報告書2009』によると、08年度の電子書籍の市場規模は464億円で、対前年比は131%とやや鈍化した。


・09年出版社破綻、57社


・09年、新規店286店、閉店951店
書店調査会社アルメディアによる


・出版流通改善協議会は12月7日、『2009年出版再販・流通白書 No.12』を刊行した。


・コミックレンタル店1,269店に

本の貸与使用料の正式運用が始まって09年2月で丸2年となる。出版物貸与権管理センター(RRAC)によると09年1月26日現在、コミックレンタル店は1,269店、管理アイテム数は73,320、契約出版社47社、著者数は6,200人以上となった。

(※参考:出版物貸与権管理センターのウェブサイトはこちらから


・共有書店マスタ(中略)

書店マスタ累計登録件数は37,331件、うち稼動書店件数は20,373件。


・ジュンク堂書店、文教堂の筆頭株主に(中略)

文教堂はベストセラー及び売れ行き良好書の売り上げにおいて国内最大級のシェアを持ち、ジュンク堂は売場面積3千㎡以上の超大型店の運営及び専門書カテゴリにおいてノウハウを保有している。両社の協力関係により、補完的かつ相乗効果が期待できる。


・読者の年齢層が高く、流行り廃りが少ない健康本。いったん火がつくとじわじわと売れ続ける傾向がある。09年に一番売れたのは、ニューヨークで活躍するアンチエイジング専門医が書いた『体温を上げると健康になる』(サンマーク出版)(中略)

決まったタイトルだけが長期にわたって売れ続けるという状況が続いている。


・「エリカの鏡」で育児本が大ヒット


・2009年出版社(者)別書籍新刊点数


・電子書籍の市場動向

電子書籍の市場規模の推移

       【PC向け】    【ケータイ向け】

02年    10億円
03年    17.5億円      0.5億円
04年    33億円       12億円
05年    48億円       46億円
06年    70億円       112億円
07年    72億円       283億円
08年    62億円       402億円


・電子書籍市場規模の内訳
※2008年のみ抜粋

●ケータイ

電子コミック  330億円
電子書籍(文芸系)   36億円
電子写真集     36億円
小計         402億円


●PC

電子コミック  20億円
電子書籍(文芸系)   24億円
電子写真集     17億円
小計         62億円

合計        464億円


・経済産業省 2007年(平成19年) 「商業統計 産業編」


・経済産業省 「平成19年度商業統計」

●書籍・雑誌小売業の就業者・パート・アルバイト数

            計      男      女

就業者数    145,045    60,512    84,533
従業員数    139,245    58,322    80,923


●書籍『出版指標年報〈2010〉』より
全国出版協会 (2010年4月初版)
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