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山口 拓朗 氏(書籍『イチローともジャイアンとも初対面ですぐに仲良くなれる本』より)

このページは、書籍『イチローともジャイアンとも初対面ですぐに仲良くなれる本(山口 拓朗 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・私は、初めてあった相手の表情や態度、発言などを勘案したうえで、それぞれのタイプに応じた会話を展開するようになりました。するとどうでしょう。これまで苦手だと感じていたタイプを含めて、大多数の人とストレスなく会話を弾ませることができるようになったのです。


・「性格プロファイル」12のタイプ

  【積極会話派】

      盛り上げタイプ 大阪おばちゃんタイプ 自信家タイプ お山の大将タイプ


  【消極会話派】

      ねちねちタイプ サムライタイプ 日和見タイプ 人見知りタイプ


  【バランス会話派】

      番組司会者タイプ 仏様タイプ 切れ者タイプ 天然タイプ


・「共感」は難しくとも「理解」はしよう(中略)

すべての人に「共感」することが難しいと思いますが、「理解」であれば、誰にもできるはずです。そして、この「理解」こそが、コミュニケーションの第一歩となります。


・カテゴリーは、話好きな「①積極会話派」、話ベタな「②消極会話派」、話の達人「③バランス会話派」の3つです。

また、各カテゴリーには、それぞれ以下の4つのタイプが属します。

①積極会話派
 「盛り上げタイプ」「大阪おばちゃんタイプ」「自信家タイプ」「お山の大将タイプ」


②消極会話派
 「ねちねちタイプ」「サムライタイプ」「日和見タイプ」「人見知りタイプ」

③バランス会話派
 「番組司会者タイプ」「仏様タイプ」「切れ者タイプ」「天然タイプ」


・ノンバーバルコミュニケーションとは、別名「非言語コミュニケーション」、つまり、言葉以外の手段によるコミュニケーションのことです。(中略)

相手を理解するときには、残り90%以上を占める「視覚情報(表情、目、仕草など)」と「聴覚情報(口調など)を判断材料にしているのです。

・相手を見抜くときには、このパーソナル・スペースの習性を逆手に利用します。どういうことかというと、外交的な人(積極会話派、バランス会話派)は、相手を受け入れようという意識があるので、パーソナル・スペースは比較的狭くなる傾向にあります。(中略)

必要以上に近づいてくる人は積極会話派の可能性が高いといえるかもしれません。初対面で握手を求めてくる人に至っては、9割方、積極会話派とみなしていいでしょう。(中略)

不自然なほどこちらと距離を取ろうとする人は、消極会話派を疑ってみたほうがいいかもしれません。

あえて一歩踏み込んで相手の反応を見るという手も、相手のカテゴリーを見抜く際には有効です。


・「先入観」は人見知りの素養を育む培養工場?(中略)

「相手がどう人間かは、自分の目で確かめる!」


・大阪おばちゃんタイプとは、目的地のない会話を楽しむべし!(中略)脱線話には、積極的にノろう。


・自信家タイプには、熱っぽい相づちで対応せよ!


・自信家タイプは話をせき止められるのが嫌い。


・こちらの話をするときは、自信家タイプがひと通り話し終えてからにする。


・人間嫌いを治す簡単な方法は一つしかない。相手の長所を見つけることだ。長所は必ず見つかるものだ。
※デール・カーネギー氏談


・消極会話派と会話するときには、会話の端々に相手の名前を盛り込むことをおすすめします。たとえば「和食は好きですか?」ではなく、「○○さんは和食はお好きですか?」といった具合です。


・ねちねちタイプは、粘着質なマイナス波動を発する

「でも」「だって」「けど」

これらは、「否定」「悲観」「批判」を表現したり、何かの言い訳をするときによく使われる言葉です。


・ねちねちタイプに有効なオウム返し(中略)

男性E 「ここだけの話、うちの会社の上司は無能な連中ばかりですよ」
男性F 「へえ、無能ですか」

「無能ですか」というオウム返しをすることで、会話が(ネガティブな方向に)盛り上げるのを防いでいます。


・サムライタイプの興味に話題をフォーカスせよ!(中略)

A社長が会社の業績の話に興味がないと判断した私は、「業績」について質問することを諦めて、少し違う角度からの質問に切り替えました。(中略)

サムライタイプの反応が薄いときは、その話題に興味を持っていないというメッセージですので、どんどん話題を切り替えていき、彼らがどの話題に興味を持っているのか探っていきましょう。


・質問には「オープン・クエスチョン」と「クローズ・クエスチョン」という2種類があります。オープン・クエスチョンとは「開かれた質問」のことで、質問を受けた人は自由に考えて答えることができます。(中略)「どんな映画が好きですか?」という質問がそうです。答え方は無数にあります。

一方、クローズ・クエスチョンというのは「閉じられた質問」のことで、相手は限られた選択肢から答えを選ぶことになります。

①「『アバター』は観ましたか?」 ←答えは「観た」あるいは「観ていない」(中略)

日和見タイプに対しては、このようなクローズ・クエスチョンをいくつかして、相手が興味ある場所へと会話を誘ったところで、オープン・クエスチョンに切り替えると言う方法が有効です。


・お酒の類似性が空振りに終わったのであれば、「出身地」「住まい」「仕事」「趣味」「家族構成」など、類似性を得られそうな質問にどんどん切り替えていくべきです。


・つい話をしたくなる人①:雑談ができる人(中略)

つい話をしたくなる人②:生きた情報を提供できる人(中略)

つい話をしたくなる人③:会話にユーモアがある人(中略)

男性A 「スーパー銭湯が好きなんですよ」
男性B 「日本人は好きですよね!国民の数パーセントは行くっていいますよね」

これは、いわゆる「駄洒落」です(笑)


・世の中には「自分の個人的な情報なんてたいしたことがない」と思っている人が少なくなりませんが、それは大きな間違えです。正しくは、その逆で、「個人的な情報ほど価値の高いものはない」のです。


・「答え」と同時に「理由」を示す(あるいは引き出す)!

切れ者タイプと親密になるためのコツの1つです。


・たとえ大まかであれ、相手の性格を見抜き、タイプ別に分類することで、初対面での会話のアプローチがとてもラクになるからです。


・「見抜く」とは、相手のことを「知ろうと興味を持つこと」にほかなりません。「性格プロファイル」は、それ自体のプロセスに相手に対する「思いやり」を内包しているのです。


●書籍『イチローともジャイアンとも初対面ですぐに仲良くなれる本』より
山口 拓朗 著
こう書房 (2011年2月初版)
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