このページは、書籍『よく売る書店のパワフル店長はここが違う(波形 克彦 著、中島 利行 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・書店の店づくりの方向は、店の規模と店に来店される中心顧客のどういうニーズに対応するかにより、次の4タイプに分けて考えるとわかりやすいと思います。
①小型専門店型------小規模の店が、店舗周辺の顧客のやや専門的なニーズに応えるタイプです(例えば雑誌専門店、文庫専門店)。
②総合スーパー型------中規模の店が、やや広域の顧客の一般的なニーズに応えるタイプです。
③百貨店型------大規模の店が、広域の顧客の一般的・専門的ニーズに応えるタイプです。
④高度専門的型------小・中規模の店が、広域の顧客の高度に専門的なニーズに応えるタイプです(例えば医学書および医学専門店)。
(注)店づくりの方向には、大別して総合化の方向と専門化の方向があり、さらに細分化されます。
・店内販売促進手段の特徴
書店の店内販促手段としては、POP広告、イベント・フェア、チラシなどがあります。
①POP広告
POP広告には3種類あり、効用はそれぞれ違います。
1)商品情報の提供
商品のすぐ近くにつけるPOPです。手書き、POP、陳ビラ、ポスターなどです。
・・・・・・効用は、衝動買いの促進、まとめ買いの増加、店の信頼度アップです。
2)案内・お知らせ
お店の入り口、レジ付近や売場の目立つ場所につけるPOPです。ジャンル表示プレート、店内ジャンル配置案内板、○○フェア開催中のPOPです。
・・・・・・効用は、お客様の質問に答える、販売員の代わりに呼びかける、関連商品のおすすめです。
3)装飾・フェア
お店の入口や、客導線のポイントになる場所に展開するPOPです。創刊誌用店頭飾り付け、ブックフェア飾り付けなどです。
・・・・・・効用は、集客力のアップ、お店の雰囲気活性化、他店との違いのアピールです。
②イベント・フェア
季節・歳時、オープン○○周年記念などの機会を捉えて行われる行事です。
・・・・・・効用は、お店の個性をアピールしてお店のイメージを高めることです。
③チラシ
新刊紹介チラシ、企画本予約勧誘チラシなどです。
・・・・・・効用は、お客様への積極的情報提供による拡販です。
・部下のレベルを評価・確認して対応を変える(中略)
訓練のコツは「やってみせ、言ってきかせて、させてみせてほめてやる(山本五十六)」
●書籍『よく売る書店のパワフル店長はここが違う』より
波形 克彦 著
中島 利行 著
経林書房 (1998年8月初版)
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