このページは、書籍『人に好かれる笑いの技術(鶴間 政行 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・何かを思いつく時、いきなり企画が浮かぶということは、あまりありません。まず、自分がワクワクするキーワードから考えます。この場合は「ドキドキ」「ハプニング」「小堺さんを活かす」でした。何か物事を考える時は、いきなり結論を求めるのではなく、周囲から考えていくことが、意外と問題解決の近道になることがあります。
・紹介するリスナーのハガキの住所が、「埼玉県熊谷市」だったとします。普通の構成作家なら、赤ペンで「埼玉県」のところに丸く印を付けてパーソナリティに渡すのですが、私は「熊谷市」まで印を付けます。それは、地名を詳しく言うことで、近隣のリスナーが親近感を持つということです。
・長寿番組と呼ばれる番組には、いくつかの共通点があるかと思います。(中略)
1 いいサプライズがある(中略)
2 見ていて不快でなく心地いい
3 アフターケアを欠かさない
『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』で、(中略)地方予選の時に落ちてしまった人(チーム)全員に、スタッフが時間を割いて次回も予選に来ていただくようにアドバイスをするようにしています。
・今も生きている!欽ちゃんのバラエティ方法論(中略)
●素人からお笑いタレントを生み出す
●タレント(芸人)自身がプロデュースして番組を作っていく
●タレント・作家など、業界の人材育成
・真逆理論で発想トレーニング(中略)
「真逆理論」というのも会話を豊かにする発想法です。一つのものを思い浮かべて、その真逆のものを考えるトレーニングです。(中略)
明るい ⇔ 暗い
堅い ⇔ 柔らかい
暑い ⇔ 寒い
厚い ⇔ 薄い
美味しい ⇔ 不味い
美しい ⇔ 醜い
さらに、
うるさい ⇔ 静か
はしゃぐ ⇔ しずむ
暑苦しい ⇔ 爽やか
素直 ⇔ ひにくれてる(曲がってる)
・切り抜きの際には、まず情報のジャンルを5つに分類します。
その分類とは、
●「人物」・・・・・・気になった有名人・時の人の記事
●「旅」・・・・・・面白そうな場所や自分が行ってみたい温泉や場所について書かれている記事
●「グルメ」・・・・・・食べてみたい料理や美味しそうな料理店の記事
●「感じたこと」・・・・・・「ヘェ~」、と思った記事や「読者の投書欄」の記事
●「情報」・・・・・・流行やタイムリーな情報の記事
・何かをズラせば笑いが生まれる(中略)
私がその「ズレ」で一番ビックリしたのが、フロリダのディズニーワールドで体験したあるパビリオンです。固い板でできていると思っていた普通の扉が、急に膨らんだのです。まさか扉が膨らむなんて。私の固定観念を見事に裏切ったサプライズです。
・「出身地はどこ?」でコミュニケーション(中略)
できれば「出身地は?」と問いに、
「ハイ。石川県金沢市出身で、日本三大庭園の兼六園を庭として育ちました」ぐらいの答えが返ってくると最高なのです。
●書籍『人に好かれる笑いの技術』より
鶴間 政行 著
アスキー (2008年1月初版)
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