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白浜 洋征 氏(書籍『ギルフォード博士の子どもに自信をもたせる育て方』より)

このページは、書籍『ギルフォード博士の子どもに自信をもたせる育て方(白浜 洋征 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・五体満足な者が人生を呪い、五体不満足な者が人生をいきいきと生きています。


・乳幼児は抱き癖をつけるほうがよい
これが自立の第一歩となる(中略)

子どもは、お母さんの胸にぎゅっと抱かれて、全身全霊を託していく。お母さんもまた、子どもにおっぱいを含ませたり、抱きしめたりすることで幸せを共有する。そのなかでしっかりとした一体感が創出されていきます。


・甘えさせることと甘やかすことは、まったく違います。甘やかすというのは、子どもに代わって問題解決をしてあげること、大人の都合を押しつけること、子どもがとるべき責任を大人がとってしまうことです。(中略)

子どもができることは、なるべく子どもにまかせてください。

お母さんに十分甘えることで、子どもの情緒が安定します。甘えたいという気持ちをしっかりと受け止め、お母さんのぬくもりをたくさん与えましょう。


・集中力、忍耐力、持続力のもとは遊び。子どもの遊びを充実させるのは、大人のもっとも重要な役割。

遊びは子どものすべて
遊び心が人生を豊かにする

「これはなんだろう?あれはなんだろう?もっと知りたい!」
好奇心こそが、学ぶ力の原動力です。生涯にわたって人間がもちつづけることのできるエネルギーです。


・アドラー心理学では、意欲をくじく三大禁句として「早くしなさい」「だめ」「がんばれ」をあげています。これらはいずれも、相手に命令し、指図する言葉だから、子どもの意欲が消えてしまうのです。


・いろいろなものを集める子どもは、筋道を立てて考えることや角度を変えてものを見ることを体得している

ものを拾い集める子どもは
すぐれた洞察力と研究心がある


・親のかかわりが必要なこと、子どもの自主性にまかせたいこと(中略)

〈親がかかわってよいこと〉

①食事や食習慣、食べ物の好き嫌い、栄養、食事時間。
②睡眠時間と一日の生活リズム。
③衛生習慣(入浴、手洗い、歯磨き、着替え)。
④排出(一歳半から三歳までのあいだに子どもの歩調に合わせ、できたことをほめながら、一歩一歩気ながにやっていく)。
⑤善悪のけじめ。
⑥情緒の安定。(中略)


〈親がかかわらなくていいこと〉

①積極性、行動力にともなう意欲や姿勢を見せたとき。
②自分で考えること、行動すること、知的活動をしているとき。
③友だちのこと、きょうだいのこと。
④知識、技能、技術を習得しようとしているとき。
⑤集中、熱中体験をしているとき。


・子育ての最終目標は、自立と自律です。自分で考え、判断できること、自分をコントロールできることへ向けて、親と子の距離をバランスよくとりたいものです。


・何度も本を読んでもらうことを要求する子どもは、学習意欲と抜群の集中力を持っている。

本は何度も繰り返し読んであげてこそ満足する


・本が好きになる手がかりは、幼児期にあります。本を読んであげることを抜きにして、子どもが本を好きになる道はないのです。


・子どもが本好きになる三つのポイント(中略)

一つは、本で字を教えないこと。(中略)子どもが、「なんていう字?」と自発的に聞いてきたら、教えてあげていいのですが、欲ばらないことです。

二つめは、読んだ後で質問したり、感想を聞いたりしないこと。(中略)

三つめは、子どもが五~六歳になって「本を読んで」と言ったとき、お母さんは、「もうひとりで読めるでしょう?」とつき放さないこと。


・お母さんの機嫌がいいと子供は安定する。お母さんの機嫌をとるのがお父さんの役割。

親子の語らいにまさるものなし
テレビを消して楽しい会話を


・テレビは、自分でスイッチを入れるだけで、ほかに何もしなくても、さまざまな情報が手に入ります。自分からのはたらきかけではなく、テレビ側からの一方的な情報伝達です。情報の送り手側は。いかに子どもをテレビの前にクギづけにするか、いかに刺激を与えるかを念頭においています。


・子どもが伸びるキーワード
ありがとう、うれしい、助かったわ


●書籍『ギルフォード博士の子どもに自信をもたせる育て方』より
白浜 洋征 著
サンマーク出版 (2002年6月初版)
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