このページは、書籍『免疫力を高める眠り方』(大谷 憲 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・赤ちゃんの特徴である「高い体温」と「眠り」にこそ、人間の免疫力をもっとも引き上げる秘密が隠されていたのです。
・体温が上がる食事、下がる食事(中略)
たとえば、インドのスパイスの利いたカレーが発達しました。辛いものは発汗によって、体温を下げるとう効果があります。(中略)
一方で、ロシアのボルシチ、韓国のチゲ、日本の鍋物といった寒い地方や寒い季節に食べるものは体をあたためてくれます。
・陽性はあたため、陰性は冷やす(中略)
基本の考え方は、陽性(ナトリウム)の食べ物は体をあたため、陰性(カリウム)の食べ物は体を冷やします。そしてアルカリ性は血をサラサラに(薄く)し、酸性はドロドロに(濃く)する性質があります。
・陽(成分:ナトリウム)でアルカリ性のもの
根菜類(にんじん、ごぼう)
みそ、しょうゆ
漬け物(梅干し、たくあんなど)
・陰(成分:カリウム)で酸性のもの
白砂糖
牛乳
コーヒー
お酒
清涼飲料水
どちらに偏りすぎてもダメ。バランスよく食べて、体を中性に近づけることが健康への近道。
・特に注意したい食べ物
(中略)
1 白砂糖・清涼飲料水(中略)
2 合成添加物
・体温が1度下がることで、免疫力は35%下がり、基礎代謝能力は15~25%下がることがわかっています。
・体をあたためることはとても重要ですが、電気の力であたためることはおすすめしません。
・なぜ、がんにならない臓器があるのか?(中略)
心臓と脾臓。この2つだけはがんが発症しません。その理由は、心臓と脾臓が常に発熱しているからなのです。
・よい眠りをつくるポイントは、「午後10時から午前2時までに眠ること」と「ノンレム睡眠」の2つ。
・レム睡眠とノンレム睡眠(中略)
レム睡眠では、主に体が休息を取ります。眠りは浅く、脳は起きていますが、体の筋肉はゆるんだ状態です。(中略)
ノンレム睡眠では、脳が休息をとるため脳の温度が下がります。このときに、成長ホルモンが分泌されるのです。新陳代謝が進み、細胞の再生作業も行なわれます。
・短時間睡眠では仕事ができない(中略)
脳は日中に記憶した情報の整理を、睡眠中に行なっていること。さらに、整理する過程で記憶の反復練習(定着)の効果があるということです。
・あくびを注意してはいけない(中略)
あくびは、酸素を吸おうとする体の無意識の行動と言えます。これを注意してあくびをかみ殺せというのは、「酸欠状態のままでいなさい」と言っていることと同じですね。
・人間には90分×5=7時間30分の睡眠が必要なのです。ただ、1セットの睡眠量は約20分ほど個人差があります。(中略)目安として平均的な7時間30分を
・基礎代謝を上げる食材
たまねぎ、にんにくなど。また根菜類の中でも、ねばねばする里芋、長いも、大和芋、レンコンなどが基礎代謝を上げ、あたたかい体をつくり出します。
・一般的に生野菜は、水分が多いので陰性の食べ物です。これをゆでる、蒸すなどの方法で熱を加えると、体をあたためる食材に変化します。(中略)温野菜を食べることを基本としてください。
・寝たまま運動
つま先運動
10回を1セットとして、5セットくらい行なう。
つま先を上下に振る
脚の曲げ伸ばし
10回を1セットとして、5セットくらい行なう。
脚の曲げ伸ばし
・朝は希望に目覚め、昼は恩に報い、夜は感謝に眠る
・足湯の場合、お湯の温度は少し高めにすることがポイントです。足を入れて「ちょっと熱いかな」というくらいが適温です。
・眠りを誘うアミノ酸の秘密
「眠れないときには、カップ1杯のあたたかい牛乳」とよく言われますね。寝つきの悪いときには、あたたかい牛乳を飲むのがおすすめです。
牛乳には、トリプトファンが含まれています。トリプトファンはアミノ酸の一種で、メラトニンの生成に大きく関わる物質なのです。
・睡眠中の牛から絞った牛乳を「ナイトミルク」と呼んで、市販されています。この牛乳にはトリプトファンが特に多く含まれています。寝る前に飲む牛乳としては1度試してみる価値があるかもしれません。
・枕元にタメネギも効果的(中略)
生のタマネギをバラ切りにして、5片ほどを枕元に置いて寝ると、自律神経が調整され睡眠に入りやすくなります。
・眠りを誘うアロマオイル
ラベンダー
ネロリ
スィートオレンジ
カモミールローマン
サンダルウッド
フランキンセンス
クラリーセージ
ゼラニウム
ローズ
マージョラム
●書籍『免疫力を高める眠り方』より
大谷 憲 著
あさ出版 (2010年1月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.