このページは、書籍『働く女(ひと)の伝わる話し方の新ルール』(市川 浩子 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「あいさつ」とは、「あい」てを「さつ」する=相手を察すること。
・多数の前で発言する場合は、その部屋全体を「SZ」の文字を書くように話すと効果的です。
・R・V・エクスラインという心理学者が行った研究では「男性は嘘をつくとき、長時間相手の目を見つめることができず、女性は、長時間相手の目線に合わせる傾向にある」という結果ができました。
・右脳がつかさどる左の顔は本音。右の顔が作られた顔と言われます。
・「問いかけ」をはさもう
一人よがりにならない話し方のコツ(中略)
「問いかけ」の効用は3つあります。まず1つ目。途中で「そう思いませんか?」「そんなことありませんか?」と、いくつか質問をさはみましょう。そのなかで、自然にYESセットがとれます。(中略)「YES」と答える問いかけを何度もはさむことで、相手は「NO」を言い辛くなるのです。
そして2つ目。「○○さんなら、こんなときどうしますか?」というような質問をはさみましょう。自分の頭で考えることになり、相手は理解が深まります。
3つ目は、ずばり!聞き手の眠気防止です。
・英国紳士の5つの素敵な言葉
「Thank you(ありがとう)」「Excuse me(失礼ですが)」「Please(どうぞ・お願いします)」「After you(お先にどうぞ)」「Sorry(申し訳ございません)」
・「フレーミング効果」を活用する
「成功率90%」が「失敗率10%」よりいい(中略)
豚肉の表示で「赤身80%」と「脂肪分20%」では中身は同じでも、後者はお客は逃げる(フレーミング効果)。同じ1万円でも得る喜びより、損する失望感の方が大きい(損失回避の原則)。とかく人間の経済活動は、感情や心理に左右される
※『経済は感情で動く』(紀伊國屋書店)の著者である、マッテオ・モッテルリーニ氏
・女性は一日最低一時間、2万語以上話さないと欲求不満になります。男性の1.5倍の会話量です。
・人が動く動機も3つ。それは、欲望・恐怖・使命感。思わず買ってしまったという衝動買い。これはまさに「欲望」に負けたからですね。日本の生命保険世帯加入率が90%以上といわれますが、万が一のことが起きたときのためにという「恐怖」から、あなたも生命保険に加入したと思います。そして、家族・子供・会社のためにという「使命感」で仕事をしている人も多いことでしょう。
・「人の為」と書いて「偽り」と読みます。人のためにすることは結局は自分のためなんです。人にいろいろしてもらうより、人にいろいろしてあげた方が何倍も幸せになります。人の喜びをわが喜びにできる人が、いちばん幸せなのです。
・「愛の言葉」は記憶率は左耳が70%
感情伝達は左の耳に!(中略)
「感情的な言葉は左耳にささやくほうが記憶に残りやすい」ということ。説明を聞くときは相手の左に座り、右耳で聴きましょう。怒ったり叱ったりするときは、あまり相手の左耳の側では言わないようにしましょう。
そして、優しく励ますときや恋人と愛をささやくときなどには左耳にささやいてみましょう。効果的ですよ(笑)。
●書籍『働く女(ひと)の伝わる話し方の新ルール』より
市川 浩子 著
明日香出版社 (2009年4月初版)
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