このページは、書籍『色彩の心理学』(金子 隆芳 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・同じ大きさでも、白い円は黒い円よりも大きく見える。赤いネオンは近くに、青いネオンは遠くに見える。また同じ柄でも配色の具合によって、うける印象はまったく違う。こうした色彩の現象は実は心の働きによる。
・ゲーテの色彩論といっても、知る人ぞ知ることなのかもしれないが、文豪ゲーテには『色彩論』という大著があるのである。
※参考:『色彩論』 J.W.V. ゲーテ 著、木村 直司 翻訳、筑摩書房 (2001年3月初版)
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・色彩は二つの方向のどちらかに決まる。この対立関係を分極性といい、プラスとマイナスで表すことができる。
[プラス] [マイナス]
黄 青
作用 脱作用
光 陰影
明るい 暗い
強い 弱い
暖かい 冷たい
近い 遠い
反発 牽引
酸性 アルカリ性
●書籍『色彩の心理学』より
金子 隆芳 著
岩波書店 (1990年8月初版)
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