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大畠 常靖 氏 書籍『「一緒にいたい」と思われる会話術』より

このページは、書籍『「一緒にいたい」と思われる会話術』(大畠 常靖 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・会話のきっかけ5パターン
  (1)その場のこと
  (2)目に見えること
  (3)天気
  (4)季節
  (5)身近のちょっとした変化

       ×

話を広げる2パターン
  (1)具体的な質問する
  (2)相手の体験や知識へと話題をつなげていく

       = 一緒にいたいと思われる楽しい会話


・大勢の初対面の人に接する際には、どんなふうに、誰から話しかければいいのか迷うことがあるでしょう。そこでおすすめするのが、次の3ステップです。

ステップ1  ターゲットを決める
ステップ2  簡単なあいさつをする
ステップ3  目に見えることだけを話題にする


・ステップ1
ターゲットを決める(中略)

どんな集団でも使える、あなたを受け入れてくれる人を「見た目」で見分ける方法です。実は、ターゲットにするなら「丸顔のぽっちゃりさん」が鉄則なのです。顔が丸くて、多少ふっくらした人は話がはずみます。これは、体格と性格について研究したドイツの心理学者が明らかにしたものです。


・~会話が動き出す3ステップ~

ステップ1  ターゲットを決める
         ・話しかける相手をひとり決める
         ・丸顔のぽっちゃりさんがベスト

ステップ2  簡単なあいさつをする
         ・明るく、短く、感じよく
         ・とくに「短く」を意識

ステップ3  目に“見えることだけ”を話題にする
         ・その場にあるもの、起きていること、
          いる人などのことのみ話す


・初対面でうっかり“地雷”を踏んでいませんか?(中略)

ここでNG話題の一例を挙げてみましょう。

●家族関係(既婚か未婚か、妻や夫がいるのかどうか、離婚経験者か、子どもの有無、親兄弟の話)
●職業(相手の職業、配偶者の職業)
●おカネのこと(相手の家庭の収入、夫の給料の話、持ち物の値段)
●宗教・主義信条
●出身地や学歴
・・・・・・など(中略)

こうした話題は、相手から話し出せば、もちろん話題にしてもかまいません。たとえば、出身大学や経歴を自分から話しはじめるのであれば、それは華やかなキャリアを語りたがっているということです。つまり、あなたに聞いてほしいのです。


・いつでも誰とでも話がふくらむ!
世間話ネタベスト3(中略)

①王道「天気の話題」にひと工夫(中略)

一言プラスするだけで話はどんどん広がっていくのです。
「今日は雨が降りそうですね」
には、こんな言葉をプラスすることができます。
「傘を持ってきましたか?」
「天気予報をご覧になりましたか?」
「降水確率はどのくらいなんでしょうね?」
いずれも、「雨が降りそう」をキーワードに、それに関連する質問をしています。こうすると、天気そのものの話題から、相手の行動へと話題が展開します。


・相手の領土に踏み込みそうな話題に触れる場合は、自分から情報を開示してみてください。たとえば、家族について聞きたいのであれば、「私の父はサラリーマンで、母は看護師をしていたのですが、ふたりとも定年退職して、いまはのんびり暮らしています。あなたのご両親はいかがですか?」と自分の情報を先に話すのです。


・相手に敬意をもつことは、顔見知りとつきあううえでのルールです。敬意とは、簡単にいうと、「自分ができないことを相手のなかに見いだし、そのすごさを認めること」といいます。


敬意をもつため、日ごろから、「自分にはなくて、この人にある魅力は何だろう」という目で人を見るようにしてみましょう。(中略)


敬意をもつということは、「自分と異なる人を受け入れること」ということもできます。


・あえて人を総合的に判断せず、いいところを一点だけ見ることも、顔見知りとつきあううえでのルールです。親しくなるとどうしても相手の嫌な部分も見えてきます。ですから、意識して、いいところだけを見ていくようにしてください。


・ポジティブ変換ができます。
人の噂話が好きな人→話し好きでネットワークをもっている人
愚痴ばかり言う人→本音を語ることができる人
愛想の悪い人→自分自身に正直な人
短所ととらえればたしかに短所ですが、見方を変えれば長所になります。


・悩みや相談の聞き方・アドバイスの仕方(中略)

「受け止め言葉+3D化する質問」という聞き方をするわけです。(中略)

たとえば、「姑がうるさくて困っているのよ」という相談を打ち明けられた場合、
「まあ、それは大変ねえ」(中略)
これに質問をプラスします。
「まあ、それは大変ねえ。どんなふうにうるさいの?」(中略)


このような聞き方をすると、「私はあなたの話の関心をもっています」「あなたの気持ちがわかります」というメッセージが相手に伝わります。同時に、相手の悩みや相談の全体像が見えてきます。


さらに、相談者自身も自分のなかで考えが整理され、自分自身で解決策に気づきやすくなるのです。


・会っていない期間が長いと、なかなか打ち解けることができないこともあります。(中略)そんなときに効果絶大なのが、「以前やっていたことをいまもやっているかどうかを聞くこと」です。


・注意したいとき(中略)の一言(中略)

枕詞(まくらことば)を一言つけると、言い出しやすくなります。

「言うか言うまいかずいぶん悩んだんだけどね------」
「ずいぶん悩んだんだけれど------」
「ほかの人も気にしているみたいだから言うだけれど------」


・注意されたときの一言(中略)

「それは気がつかなかった!」と明るく一言、言うのです。(中略)

「これまで不快な思いをさせて悪かったね」
「そうか、そうか。言いづらいことを言ってくれてありがとう」と加えてもいいでしょう。(中略)


怒られたときにお礼を言うのは、とても大切です。相手に対し、「あなたの忠告を受け止めました」というメッセージになるのです。


●書籍『「一緒にいたい」と思われる会話術』より
大畠 常靖 著
サンマーク出版 (2010年9月初版)
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