このページは、書籍『噛むチカラで肥満を防ぐ』(小野塚 實 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・食事の前にガムを噛むと、やせる!!
・肥満についての研究者として知らせる坂田利家氏(現在、大分医科大学名誉教授)
・噛む効用
ストレス解消になる(中略)
味覚が発達する(中略)
脳の働きをよくする(中略)
唾液がたくさん出る(中略)
消化がよくなり胃腸の健康を守る(中略)
あごの骨と歯ぐきを丈夫にする
・朝食、昼食、夕食をとる直前にガムチューイングを10分間行い、これを9週間継続してもらうというシンプルな方法です。(中略)その結果は次のとおりです。
●体重が減少した・・・・・・39人(※対象は、48kg~81kgの範囲に入る19~22歳の女子大学生53人)
全体の73.6%の人は、体重が減少しました。体重減少は0.4~6.0kgの範囲で、平均減少量は約1.5kg。
・一日3回、食事の前にたった10分間ガムを噛むだけで体重の減少が起こるのです。もちろん100%というわけにはいきませんでしたが、7割以上の人に効果があったのです。(中略)
体重増加は見られた人は、ガムを噛むと「空腹感が増す」と相反する回答でした。(中略)このようなタイプの人は、ガムチューイングによるダイエットは適していないことになります。
・ガムチューイングによるダイエット効果は緩やかではありますが、リバウンドも緩やかで、きわめて健康的なダイエット法といえます。
・中性脂肪を減らすために注意すべき3つの「あ」があるといいます。
●「あ」まいもの(糖質)
●「あ」ぶらもの(脂肪)
●「ア」ルコール
・NG!!
早食い
噛まない
一口の量が多い
・リバウンドをくり返すと、やせにくい体になる(中略)
リバウンドをくり返すたびに、ますますやせにくい体になります。やせるために食べたいものをガマンした日々が、実は肥満体質をつくっていた------。
・肥満のタイプ(中略)
●皮下脂肪型肥満(中略)
●内臓脂肪型肥満(中略)皮下脂肪と違ってダイエットをすれば減らしやすいのが特徴です。
・脂肪が肝臓全重量の3~4%であれば健康、10%を超えると脂肪肝と診断されます。
・肝臓に中性脂肪がたまると肝臓のトラブルが続出!!
肥満やアルコールの飲みすぎなどで肝臓に中性脂肪がたまった状態が脂肪肝。また、肝臓の中性脂肪はリポタンパクという形で血液中に運ばれるが、過激なダイエットなどでタンパク質が不足すると、リポタンパクがつくられなくなり中性脂肪がたまって脂肪肝になる。放置すると、肝臓の機能が低下し、肝炎から肝硬変、肝臓がんへと進むこともある。
・一度、肝硬変を発症すると、元の肝臓の状態には戻れないどころか、進行すると肝硬がんや肝不全などを発症し、生命の危険をともないます。
・「よく噛んで食べること」「味わうこと」「おしゃべりすること」は、五感をフルに使うことになり、脳内のさまざまな神経ネットワークを活性化し、脳の老化を防ぐことになります。
・噛む行為が脳内のヒスタミン神経系に作用し、その作用によって内臓脂肪が燃焼することが明らかになった
※大分医科大学の坂田利家名誉教授らの研究によると
・健康な人の場合、唾液の分泌量は、1日に約1.5リットルです。唾液には、歯の表面を修復する成分、消化を助ける成分、発がん物質の毒を消す成分、細菌の増殖を抑える成分、粘膜を修復する成分、止血をする成分、そして老化を防止する成分など、私たちの健康を守る大事な成分がたくさん含まれています。
・唾液の分泌をよくするためには、歯ごたえのある硬い食べものを選んだり、シュガーレスのガムを噛むようにするとよいでしょう。また、唾液腺のマッサージをすることをおすすめします。
※参考:唾液腺マッサージの手順
栃木県足利市の歯医者 阿部歯科クリニックのウェブサイトへ
・早食い防止・よく噛む10ヵ条
第1条 ひと口30回、噛んで食べる
第2条 飲み込もうと思ったら、あと10回噛む
第3条 食べものの形がなくなるまで噛む
第4条 唾液と混ぜ合わせて美味しさを味わってから飲み込む
第5条 食べものを水分と一緒に流し込まない
第6条 ひと口の量を少なくなる
第7条 口に入れた食べものを飲み込んでから次の食べものを入れる
第8条 歯ごたえのある食材を選ぶ(中略)ピーナッツ(中略)ごぼう(中略)干ししいたけ(中略)野菜をかたゆでする(中略)
第9条 一口食べたら、お箸を置く
第10条 会話を楽しみながら食べる
●書籍『噛むチカラで肥満を防ぐ』より
小野塚 實 著
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