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山田 壮夫 氏 書籍『〈アイデア〉の教科書~電通式ぐるぐる思考』より

このページは、書籍『〈アイデア〉の教科書~電通式ぐるぐる思考』(山田 壮夫 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・電通には〈アイデア〉つくるためのユニークな思考プロセスがあります。(中略)ここでいう〈アイデア〉とはちょっとした着想、思いつきの類ではありません。「目標に向けて、課題を解決する新しい視点」のことを指します。


・プロセスはそれぞれに目的を持った四つのモードで構成されています。最初は思考の材料を準備するための「感じる」モード。それに続くのは、ありとあらゆる可能性を考え尽くす「散らかす」モード。第三のモードは〈アイデア〉を見つける「発見!」。そして〈アイデア〉を実現するための「磨く」モードです。


・ぐるぐる思考 四つのモード
①感じる
②散らかす
③発見!
④磨く


・「感じる」モードで必要なのは「思考停止」ではなく「判断停止」です。その情報を疑う理由がひとつもないかどうか悩む前に、いったん受け入れてしまおう、ということです。むしろ、情報を目の前にしたとき、脳みそは全体像をつかむべくフル回転します。


・長崎名物ちゃんぽんは、地元の豊富な食材を美味しく食べるために長崎で考案されたメニューです。博多名物水炊きのルーツは香港の「鶏の水煮」だそうです。郷土料理の筑前煮(がめ煮)だって、そもそも中国のナマズと野菜の煮物だったといいます。つまり九州の人にとって中華とは郷土に根づいた身近な味、ということになのでしょう。


・〈アイデア〉は新しい組み合わせ(中略)

整理ではなく、散らかすのです。そうやってありとあらゆる〈アイデア〉の可能性を考え尽くすことこそ、このモードの目的です。考え尽くすための手段として最も有名なのは「ブレーン・ストーミング」


・発見!モードの本質は「整理」です。そのことを〈アイデア〉が持つ三つの特徴の従ってご説明しましょう。


・〈アイデア〉の発見!とは、それによって「目標に向け、何をどうする」かが明らかにある、つまり「目標―課題―〈アイデア〉」の仕組みが整理できる瞬間のことです。いままで悩んで、悩んで、悩みぬいても上手く整理がつかなかったものがスッキリする。複雑なパズルに最後のピースがパチリとはまる。そんな感覚です。


・日本人は、アイデアというと思いつきとかヒラメキと考えがちであるが、“アイデア”とは、さまざまな課題の本質を考え抜いて、その先に生まれる独創的な解決策のことである。


●書籍『〈アイデア〉の教科書~電通式ぐるぐる思考』より
山田 壮夫 著
朝日新聞出版 (2011年1月初版)
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