このページは、雑誌『考える人 2010年 08月号』(新潮社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
●特集名:村上春樹ロングインタビュー
・僕の場合は、題から始まる小説と、あとから題をつけるのに苦労する小説があるけれども、これは完全に題から始まった小説です。『1Q84』
・三軒茶屋のあたりの非常階段を降りたら別の世界になっている、というのはどうだろうと。ふっと思いついたんです。そこが『1Q84』の世界だったらどうだろうと。
・音楽には、内在的な音楽と、外からの期待にこたえる音楽とがあると思うんです。どちらか一方では息が詰まってしまうし、あるいは底が浅くなるし、発展性もありません。マイルズはその二つの要素を実にうまく、芸術的に両立させていった人です。
・Q、本を読むということに、なぜそんなに惹かれていくようになったのでしょう。
とにかく違う世界に行けること、それが楽しくてしょうがなかった。
・僕はじつは小説を書いている時期より書いていない時期のほうが長いんです。三年近く『1Q84』を書いていたから、あと一年以上は休まないと力がたまってこないですね。神経ももたないです。
●雑誌『考える人 2010年 08月号』より
新潮社 刊行 季刊版 (2010年7月初版)
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