このページは、書籍『勉強法が変わる本』(市川 伸一 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・学習のしくみは、主に「認知心理学」で研究されている
・むずかしいと思ったらね、紙に書いてみるといいんじゃないかな。
・「正しい筆順」で書けということではなく、重要なのは、いつも同じ筆順で、手の運動感覚として覚えるということなのだ。
・人間の情報の処理には、形態的な処理、音韻的な処理、意味的な処理があり、その順番に処理が深くなっていくとされる。記憶がどれくらい残るかは、どれだけ深い処理をしたかの副産物であるとするのが、「処理水準説」という考え方なのである。
・集中学習より分散学習のほうが効果的であることを知っておこう。毎日少しずつくり返すほうが、結局は身につくのである。
・習ったはずなのにわからない、説明できないという人は、勉強方法を考え直したほうがいい。
・公式(中略)ただ反復して覚えるというよりも、
①意味や構造を理解する
②導き方を理解する
③使い方を習熟する
ということを通して、自然に覚えてしまうというのが理想的である。
・論旨をつかむにはメモに書き出してみる
・文章は頭の中の写しではない(中略)
文章を書く経験を積むにつれて、書くという作業を通じて考えが生まれて、それをまた書いては自分で読んでいるうちに考えが進んでいくということに気がついてきた。(中略)
人は「考えたことを書く」のではなく、いわば、「考えるために書く」のである。書くということを通じてこそ、人は自分の考えを進めたり、新しい考えを出したりできる。逆に言うと、考えがまとまらないとか、進まないというときには、書いてみるのがいちばんなのである。
●書籍『勉強法が変わる本~心理学からのアドバイス』より
市川 伸一 著
岩波書店 (2000年6月初版)
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