このページは、書籍『えらんでうまれてきたよ』(池川 明 著、豪田 トモ 著 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「子どもは親を選んで生まれてくる」という言葉は、なぜか心に素直に飛び込んできました。そして、そう受けとめることによって、ずっと抱えてきた疑問が解けていくことに気づいたのです。※豪田トモ氏談
・離婚のおもな原因は、ぼくが夢に邁進しすぎたことです。でも、そもそもぼくには「家族」という概念が極端に欠けていたのです。幼い頃からの親への反発から、「夫であること」「父になること」というイメージが持てず、結果的に、父と同じように「家庭よりも仕事」の男になっていました。※豪田トモ氏談
●どうしてママとパパを選んでくれたの?(中略)
ぼくはママを、じつは生まれる前にえらんできたんだよ。
ぼくは、ママをやさしくするために
生まれてきたんだ。・・・・・・敬人くん
●どうしてママとパパを選んでくれたの?(中略)
・ママがさびしそうだったから。
なんか、ひとりでね、
パパもいなくてね。
すごくさびしそうだった。・・・・・・紗優ちゃん
○まったく知らない土地に嫁いできました。私は一日中ひとりで、ずっと家の中でもやもやしていました。・・・・・・お母さん
●どうしてママとパパを選んでくれたの?(中略)
・ママ、はるかはわかっていたんだよ。お空からママのことを見てママがいいって決めたんだけど、そのときにおじさんがやってきて、「このママのところに行くとパパはいないんだよ」って言われた。でも、それでもいいから、ママのとこに来たくて来たんだから、はるかはパパがいなくても大丈夫なの。・・・・・・羽琉香ちゃん
○離婚したばかりの頃、当時3歳の娘が話してくれた言葉です。この記憶のおかげで救われました。・・・・・・お母さん
●きょうだいのこと、覚えてる?(中略)
おかあさん、そのおなかの
いなくなった子はもう来ないよ。
もうバイバイしたから。来るけど、でもちがう子だよ。
新しい子だよ。・・・・・・将貴くん
○将貴の次に宿った命は、7カ月でおなかの中で心臓が止まってしまいました。おなかの子が元気なうちから、将貴は「その子は来ない」と言っていました。悲しい出来事でしたが、子どもの力はすごいと思いました。おなかの子を空へ返したあと、私は早く同じ子を宿してあげたいと、妊娠を急いでいました。そんなときに言ってくれた言葉です。「もう少し家族3人でゆっくりしよう」と思うことができ、胸のつかえがとれました。・・・・・・お母さん
・胎内記憶が教えてくれること(中略)
「知るだけで行動変容が起きる。生き方が変わる」可能性があることに、私は胎内記憶特有の魅力があると感じています。※池川明氏談
・胎内記憶が教えてくれること(中略)
じつは、誕生前後の記憶に関する研究は、欧米では1970年代から始まっています。特に、ここ20年ほどは画期的な発見が続き、おなかの赤ちゃんは従来考えられていた以上にすぐれた能力を備えていることがわかりました。※池川明氏談
・胎内記憶が教えてくれること(中略)
私は、「赤ちゃんには何もわかるはずがない」という偏見が、真実を見誤らせていたのではないかと考えています。※池川明氏談
・胎内記憶が教えてくれること(中略)
胎内記憶は、ほとんどが心地よいイメージとして語られています。特に、お母さんが心身ともに安定して赤ちゃんをよく意識していると、赤ちゃんはとてもうれしいようで、記憶も残りやすいようです。
まれに「冷たかった」「早く出たかった」と語る子もいます。そういったケースでは、お母さんに妊娠中の状況をたずねると、心身の調子をくずしていたり、夫婦仲に問題があったりすることが多いようです。※池川明氏談
・胎内記憶が教えてくれること(中略)
この本でご紹介したように、「さびしそうだったから」「悲しそうに見えたから」というお子さんも、少なくありません。
子どもたちは、自分が生まれることによってお母さんに笑ってもらいたい、幸せに感じてほしい、と願っているようなのです。
私は多くの子どもたちの語りに耳を済ませる中で、子どもは愛する喜びを親に思い出させるため、はるばるこの世にやってくるのではないか、と考えるようになりました。
そして、親の成長を助け、親の役に立てたと実感した子どもは、自信を育み、もっと広く人々の役に立つというミッションに進むのだと思うのです。※池川明氏談
●書籍『えらんでうまれてきたよ』より
池川 明 著
豪田 トモ 著
二見書房 (2010年10月初版)
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