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横沢 彪 氏 書籍『大人のための友だちのつくり方』より

このページは、書籍『大人のための友だちのつくり方』(横沢 彪 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「共通点が多い」=「友だち」というウソ(中略)

いままで日本人ほどピラミッド型のタテ社会があることを大前提に生きてきて、そのなかのほんのわずかな隙間でしか友だちをつくれなかったわけだ。人間関係の中心はあくまでもタテのつながりで、友だち関係は添え物的な存在でしかなかった。


・自分の自著を送ると、「この部分は面白いけど、この意見は納得いかない」といったぐあいに、本気で批評してくれるのだ。


・どんな形であれ、お互いの人間性を伝え合うことができるなら、それは「友だち」と呼んでかまわないとぼくは思う。


・意に沿わない仕事は断るのが長続きのコツ(中略)

自分の「こだわり」を保ているかどうかで決まってくる。


・素人芸人たちは「完璧に似せよう」と思ってモノマネをやっているわけではないということだった。とにかく「客を笑わせよう」という発想でやっている。


・どうしてタモリの番組は長続きするのか。その秘訣が、先ほどの「欲望を出さない」というところにある。彼は、「これは面白くないからイヤだ」とか「こんな奴とは共演したくない」といったワガママを、いっさい表に出さない。番組のプロデューサーから与えられた役割を、自分でいじることなく、きちんとこなす。要するに、「これはオレの番組だ」という顔をまったくしないのだ。


・メディアが大声で主張している事柄がみんなにとって重要とはかぎらないし、逆にメディアで少しも取り上げられない事柄が、ある個人にとってきわめて大切だということもある。


・メディアの論調は、どうしても最大公約数的な一つの方向に偏りがちだ。それだけを参考にしていると、一つも物事をさまざまな角度から検討することを忘れて、一面的な見方に陥ってしまう。


・パーソナルで主観的な情報、一人の人間の個人的な価値観や経験などによってバイアスがかかった情報こそ、本物と情報だといえる。極論すればテレビのキャスターのコメントではなく、近所のおばさんの世間話の中に情報はあるのだ。


・他人から見ればつまらない些細な物事に引っかかってじたばたするところから、その人の個性は生まれるのだ。


・「異業種交流会」(中略)

これが「友だちづくり」の場となるためには、一つ大切な条件がある。参加者同士が、仕事のしがらみを捨てて、裃(かみしも)を脱いだ「個人」としてつきあうことだ。


・ダジャレというのは東京の人間にはそれなりにウケるが、少なくとも大阪では絶対にいわないほういい。ダジャレとパロディは、大阪人にはウケないからだ。


・「友だちになれる条件」を考えてみると、これまでに何度もいってきたように、やはり仕事上の肩書きや立場を度外視した形でつきあえるかどうかが大きなポイントになると思う。そしてほう一つの大切なのは、ビジネスとは無関係な「遊び」の空間でつきあえること。そういう相手でなければ、「なんとなくウマが合う」と感じることもないのではないだろうか。大切なのは、利害関係を持ち込まない状態でつきあうことだ。


・友だち同士でお金の貸し借りをするのはタブーだ。仕事上の利害関係を持つのも避けたいぐらいなのだから、直接お金をやりとりするのは絶対にやめたほうがいい。友だちに貸したお金は、まず返ってこないものと覚悟しなければならない。


●書籍『元祖 大人のための友だちのつくり方~人生はヒトと出会ってこそ面白い』より
横沢 彪 著
サンマーク出版 (2007年4月初版)
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