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坂本 千足 氏 書籍『社長!あなたの給料、下げちゃダメですよ!』より

このページは、書籍『社長!あなたの給料、下げちゃダメですよ!』(坂本 千足 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・奥さんや社長の両親、子供たちなどを会社の役員や従業員にすることで、いわゆる「所得の分散」ができて、さらに税金の負担を減らすこともできます。(中略)


「所得の分散」ができると、なぜ節税になるかというと、所得税の税率が「累進税率」になっているからです。(中略)「累進税率」て、所得が増えるにつれて税率もアップするっていう制度です。


・「節税対策」を次の4つのグループに分けて見る必要があります。その4つとは、

(1)税金は減るが、お金も出て行く方法
(2)税金は繰り延べられるだけで、お金が出ていく方法
(3)税金は繰り延べられるだけで、お金は出て行かない方法
(4)税金は減って、お金も出て行かない方法(中略)


慰安旅行に決算賞与・・・税金は減るが、お金も出ていく(中略)


生命保険は税金は繰り延べられるだけで、お金が出ていく


・税金が減ってお金も出て行かない税額控除は節税対策の王道(中略)

税額控除というのは、いったんルール通りに計算した税額から、一定の金額を最後にポーンと引いて、税額を直接少なくすることができる制度です。


・他に、税金も減ってお金も出ていかないという節税の理想的なパターンには、次の様なものがあります。(中略)


いらくなくなった資産、使われなくなった資産はさっさと捨てて「除却損」を計上したほうが有利です。


もうひとつ、在庫をかかえる商売の場合だと、知らない間に、売り物にならない商品が倉庫にたまっていたというようなことがあります。こういうものについては「評価損」を計上することができます。


・節税対策には4つのパターンがある

(1) 税金は減るが、お金も出て行く方法
(2) 税金は繰り延べられるだけで、お金が出ていく方法
(3) 税金は繰り延べられるだけで、お金は出て行かない方法
(4) 税金は減って、お金も出て行かない方法


・考え方の基本は、その資産の「使用可能期間を延ばしたり、価値を増やすものが修繕費じゃなくて資産の取得ですよ」ってことになっています。


・一口に税務調査といっても調査の種類は、裁判所の令状に基づいて行われる「強制調査」いわゆる“査察”と、「任意調査」のふたつに別れます。「任意調査」はさらに「一般調査」「現況調査」「反面調査」などに別れますけど、普通に「税務調査」といえば、その会社の帳簿書類を調べて、申告書の内容が適正かどうかをチェックする「一般調査」のことをいいます。


・(※税務調査)の調査の結果は次の3つに分かれます。ひとつは「申告是認」。申告内容に問題なしというやつです。ただし、圧倒的に数は少ない。(中略)


2番目は「修正申告」。税務署の指摘した問題が、完全に会社側の落ち度で、もう言い訳したって始まらないってことであれば、普通「修正申告」ってことになります。もちろん、税金の追加払いとセットです。(中略)


税務署が言ってきた問題点に会社側が納得できなかった場合、つまり「修正申告はいたしません」っていう場合はどうなるかというと、この場合は、税務署側が「更正」をします。これが3つ目です。


・「審査請求」で“納税者”側の主張が認められた割合って、平成20年度でたったの15%(!)しかありません。


●書籍『社長!あなたの給料、下げちゃダメですよ!』より
坂本 千足 著
あっぷる出版社 (2011年5月初版)
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