このページは、書籍『病気にならない「冷えとり」健康法』(進藤 義晴 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・靴下は重ねばきをする。半身浴・足湯をする。体を温める食品をよく噛んで食べ、食べすぎない。衣類は肌に近いところは絹、木綿など天然繊維にする。そして、上半身は薄着にし、下半身は厚く着る、自分本位の生き方をしない。腹式呼吸をする・・・・・・など、総合的にして、はじめて「冷え」がとれ、毒を出すことができるのです。
・「冷え」は血液の流れを悪くする(中略)
血の巡りが悪いということのは、酸素やその他の栄養が末端に届かないということです。届かないと末端の細胞が活動してできた二酸化炭素や、いろいろな疲労物質が出ていかないことになります。よいものが入らなくても悪いものが溜まってしまうために、細胞の機能は、非常に落ちるか狂ってしまうかのどちらかになります。
・死に至る前の体の毒を出して、体を守ろうとする、それが厄年です。陰陽道では、数え年で、男性の場合は二十五歳と四十二歳。女性は十九歳と三十三歳です。十年から十四~五年に一回ずつ体に溜めた毒を出す、これが厄年です。
・いろいろな耳の病気は、消化器と腎臓の病気の肩代わりですから、耳が悪いからといって耳だけを一生懸命に治してもダメなのです。消化器と腎臓を治さないと耳の病気は治りません。
・口内炎ができる、歯が痛い、歯槽膿漏になるいうのも、すべて食べすぎが元になっていて、これ以上食べないように食べにくくしているのです。特に悪いものを食べたときは、消火器がダメになりますから、「それ以上食うな」というサインが出ているのです。
・毒出しにはどんな運動が効果的か?
特に足首の運動を取り入れる(中略)
足首の関節は、毒を出して「冷え」をとるのによい部位ですから、足首の運動(足首を伸ばしたり曲げたりする)や、歩くときに足首をしっかり伸ばして歩くというのは大変よいです。
・毒出しにはどんな運動が効果的か?
なでる・こするは、毒を出しやすくする
こするのが効果的です。「摩擦」は非常に毒が出ますから、ぴたっと体につく服でなく緩い服を着て動くと、衣類と体の間に摩擦が起きて毒がよく出ます。
・絹の五本指靴下は指の間から出る毒を吸収する
・絹・木綿・毛など、交互に重ねたほうが毒をよく出します。化繊は毒出しを止めてしまいます。
・靴下の重ねばきの方法
(1)絹の五本指靴下をはく
(2)木綿の靴下をはく
(3)絹の靴下をはく
(4)木綿の靴下をはく
(5)木綿や毛、あついは化繊の混じった靴下をはく
・入浴剤は、私が開発した「杉っ子」が保温力があるうえに「毒出し能力」もあり、すべての入浴剤に勝っています。現在三つの「冷えとりグループ」が作って配布しています。
・食材は加熱、または漬物にして食べる
食材は煮たり、焼いたり、蒸したりと加熱するか、漬物にすると「冷え」を防ぎます。加熱のしかたはいろいろあり、何でもかまいませんが、電子レンジはいけません。
・体を温める食品、体を冷やす食品とは?
■体を温める「陽の食品」を多く摂る(中略)
▼海藻類・・・・・・昆布、わかめ、のりなどは、日光が直接当たらない海中の冷えた場所で育つため、逆に陽の性質を持ち、温める食品になります。(中略)
▼根菜類・・・・・・ごぼう、大根、にんじんなど。さつまいも、里いも、山いも、じゃがいもなどのいも類。また、ねぎの根の白い部分など、地中で育つものは陽の食品です。(中略)
▼豆類・・・・・・大豆、小豆、えんどう豆など(中略)
▼干しきのこ、乾燥野菜・・・・・・天日に干すことで冷やす性質の食べものを陽の食品にしています。(中略)
▼ごま(中略)
▼発酵食品・・・・・・みそ、しょうゆ、酢、糖漬け、納豆など(中略)
・玄米を炊くとき、圧力鍋を使う人がいますが、圧力鍋は高圧のため、いろいろな成分が壊れてしまいます。玄米のよさがなくなってしまうので使わないでください。
・酒好きと肝臓の病気はつながっている
肝臓がおかしくなると酒が好きになります。(中略)
酒は肝臓に悪いのだから、飲むと余計に悪くなる。悪いから好きになる。これも悪循環でどんどん悪くなり、おしまいには肝硬変や、肝臓がんに行くつくことになります。
・腹式呼吸のしかた
複式呼吸は、お腹を引っ込めればよいのです。
・病気にならないために「冷えとり」のポイントは?(中略)
1 靴下の重ねばき
2 下に厚く、上に薄く着る
3 半身浴・足湯をする
4 食べすぎない。陽の食品を多く、自然な食品を摂る
5 絹・木綿など天然繊維を主に着る
6 腹式呼吸をする
7 自分本位はやめ、他人本位に考える生き方をする
8 右の七つの従って日常生活を正しくする
・ギックリ腰は、なんといっても、「冷え」がもっとも大きな原因であり、それに食べすぎです。「冷え」と食べすぎによる血液の循環障害が、背骨の第五腰椎、あるいは、第二腰椎の周囲の筋肉で起こったときに出る症状です。つまり、腰の筋肉に新鮮な血液が届かないために貧血を起こしてしまっているので痛いのです。早く「冷え」をとり、血液の巡りをよくすることが重要です。
●書籍『病気にならない「冷えとり」健康法~温めれば内臓から元気になる』より
進藤 義晴 著
海竜社 (2007年2月初版)
※amazonで詳細を見る
Copyright (C) 2003-2024 eパートナー All rights reserved.