このページは、書籍『イタリア人の働き方』(内田 洋子 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・成功することは、すなわち金銭的に裕福になることと同一ではない。本当の成功は、自己実現できたかどうかにあるのではないか。どういう夢を実現したかによって、金銭的利益はそれ相応のものがいずれついてくるものである。
・つま先の尖った靴を選ぶ人は、強気で斬新にことを好み、逆に先の広い靴の持ち主は、保守的で伝統派でありリスクを回避するタイプが多いのです。目立つステッチのかかった靴や派手なデザインを選ぶ人は、世の中の流れと逆行する反逆児タイプ。
・〈ガット〉というブランドの靴は、見るだけで溜息の出る、芸術作品のような靴です。一足六五万円くらいするものもあります。
・何を着ればいいの?何を買えばいいの?
------本人の代わりにすべてを決めてくれるパーソナル・ショッパー
買い物の悩みは金で解決(中略)
パーソナル・ショッパーの業務は、クライアントのスタイルを決めることである。
・私にとって幸せな人生というのは、楽しく質の高い仕事をすることですが、妻や子供たちと楽しい時間を過ごせることも同じくらいに大切なことなのです。
・現在イタリアでは、新生児より新企業の数のほうが多い状態である。
・現在イタリアには、二〇〇〇万余りの零細、中小企業体が存在する。イタリアの総人口数は、五七〇〇万人である。単純に頭割りしても、二.八人に一つの事業体が存在することになる。労働人口で考えれば、一人に一事業体。国民全体が社長、なのである。こうした経済構造は、世界にも他に例がない。
●書籍『イタリア人の働き方』より
内田 洋子 著
シルヴィオ・ピエールサンティ 著
光文社 (2004年1月初版)
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