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松尾 昭仁 氏 書籍『できる上司は「教え方」がうまい』より

このページは、書籍『できる上司は「教え方」がうまい』(松尾 昭仁 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「自分でやるほうが早い」は大間違え(中略)

もう少し「中・長期的」な見方もすべきです。「自分でやったほうが早いと考える気持ちもわかりますが、これを続けてしまうと、3年後、5年後、10年後はどうなってしまうのでしょうか?


・教えることは最高の「勉強法」(中略)

私自身、コンサルタントやセミナー講師として人様にものを教える仕事をしているのですが、そのたびに、「自分が一番勉強になっている」と実感しています。(中略)教えることは、「知識の棚卸作業」だと言えるでしょう。


・教えることの3つのメリット

①相手にわかりやすいよう、自分のノウハウを整理するため、それが「知識の棚卸作業」になる

②他人にどう教えるか、その伝え方を考えることが、自分自身の「学び」につながる

③初心者に教えることで、自分が忘れていた基本的な事項を復習できる


・一度に教えるポイントは多くても3つまでです。相手の理解力や意欲によっては、1つの大事なポイントを教えるのが精一杯ということもあるでしょう。


・大事なポイントは、くどいくらい繰り返して伝える(中略)

同じ内容・ポイントを話しながらも、その表現をときには変える工夫も必要です。


・「わからないことはわからない」と認めて、決して知ったかぶりをしないことです。


・質問がないからといって、安心してはいけない(中略)

質問する人は「自分がどこまでわかり、どこから理解できないのか把握しているレベル」の人なのです。ですから、質問がない状態は、むしろ「よくわからなかったから質問すらできない」という可能性もあります。


・あなたの部下には2つのタイプがいる(中略)すぐに動き出す「行動派」と、物事をしっかり考えてから行動に移る「理論派」がいます。(中略)


●行動派

「まず行動ありき」というポジティブな思考を持つ反面、悪く言えばあまり物事を深く考えない能天気な一面を持っています。(中略)


●理論派

物事をしっかりと考えてから行動にしたいと考えています。その反面、若干理屈っぽく、人の話に素直に耳を貸さない一面を持ち合わせています。


・成功体験がある人

失敗する→過去の成功体験を思い出す→再度、努力できる


成功体験がない人

失敗する→過去の失敗を思い出してしまう→努力する気をなくしてしまう


・「さすがは私の部下だ」といった言葉も絶対に避けるべきです。なぜなら、これらの言葉は一見相手をほめているようで、じつは指導した側の自分を讃えている言葉だからです。


・初心者が教えやすい理由

まったくの初心者

●変な癖がついていない
●素直に人の話を聞く
●人の教えをそのまま真似する


我流で学んだ人

●変な癖がついている
●自分はできると思い込んでいる
●人の教えを自分流にアレンジしてしまう


・教わる側には予習をさせる(中略)

「会議の資料は当日配るのはなく、あらかじめ参加者に渡しておき、会議はそれに目を通したことを前提で話を進めなくてはいけない。そうでなくては無駄な時間ばかりかかってしまい効率が悪い」

※トリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長、吉越浩一郎氏


・教わる側の緊張を取り除く行為を「アイスブレイク」と言います。(中略)アイスブレイクには様々な種類がありますが、ここでは次の3つを紹介します。

●教わる側に声を出してもらう
●教わる側に体を動かしてもらう
●教える側が雑談をする


・ブログやメールマガジン、ミクシィやフェイスブックなどを活用した復習法はいかがでしょう。(中略)

教えた内容を定着させるには、復習の「仕組み化」を考えよう。


●書籍『できる上司は「教え方」がうまい』より
松尾 昭仁 著
日本実業出版社 (2011年11月初版)
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