このページは、書籍『空の上で本当にあった心温まる物語』(三枝 理枝子 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・赤ちゃんが、突然、大きな声で泣き始めました。(中略)その時です。60代のご婦人(中略)
「いいかい。こうやって自分の心臓の音を赤ちゃんに聞かせるの。胎児だった時に聞いた音だから赤ちゃんが安心するのよ。抱いている人の心が赤ちゃんに伝わるの。だからね、こういう時は、まずゆったり自分の心を落ち着かせることが大切なのよ」
・お客様をさりげなく観察していると、その方にとって最高のパーソナルサービスをするためのヒントがあることに気づきます。お客様は必ず信号をを送ってくださっています。
・小才は縁に出会って縁に気づかず、
中才は縁に気づいて縁を生かさず、
大才は袖すり会うた縁をも生かす
柳生石船齋
・「お客様、間もなく離陸いたしますので、恐れ入りますが、テーブルは元に位置にお戻しください」とお願いすることは簡単です。(中略)
しかし、注意された人のご気分はいかがでしょうか。(中略)
お断りしなければならない時は、断りっぱなしで終わらせるのではなく、代替案を提案すると、前向きな関係になります。
・多分神様は私たちに運命の人以外の人と出会ってほしいのです。
本当に運命の人が現れる前に。
だって、やっとその人に出会えたときに、
それがどれだけ素敵な出会いなのか。
理解してほしいから------
・千利休は「茶の湯とは何か?」と聞かれた際、「渇きを医するに止まる」と答えました。のどの渇きを癒すことではありません。人の心の渇きを癒すことが肝要であると説いているのです。
・人にはそれぞれ「舞台」があります。仕事場も、立派な「舞台」の一つ。「舞台」に立った以上、その役割を演じきる、それがプロだと思います。
・厳しさだけでは人は育ちません。ですが、その場限りのやさしさだけでも育ちません。両面を兼ね備えて初めて、人は「この人の言うことなら」「この人のためなら」と意識をもち、育っていくのです。
●書籍『空の上で本当にあった心温まる物語』より
三枝 理枝子 著
あさ出版 (2010年10月初版)
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