このページは、書籍『「お笑い」会話力』(滝沢 ユウキ 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・口ベタな人は、なぜ口ベタなのでしょうか?それは、「上手に話したい」「相手から話し上手と思われたい」と、必要以上に意識するあまり、緊張して上手にしゃべれないからです。(中略)
一方、お笑い芸人はどうでしょうか?そう、彼らは「上手に話そう」なんて考えていません。ただ、「相手を楽しませたい、笑わせたい」ということだけが、彼らの目的です。どんなに流ちょうに話しても、笑いが取れなければ意味がありません。
・人を喜ばせるような会話ができる人は、自然とその魅力が伝わり、結果的に人からすかれることになります。そして、それが人間関係で大きく役立つことになるのです。
・人は相手の期待に敏感で、期待されればそれに答えようとする心理が働くのです。周りの反応を感じて「自分はできる人間だ」と思えば、本当にそのような行動をとれるようになります。
・会話を弾ませる基本5原則
1 どんなときでも笑顔を忘れない!(中略)
2 話のきっかけは「見たまま・思ったまま」で!(中略)
3 素直な感想で聞き上手になる!(中略)
4 「連想」と「質問」で話を膨らませ!(中略)
5 「間」を意識して会話をコントロール!
・話を盛り上げる聞き方3つのポイント(中略)
●相槌を打ったり、相手の言葉を繰り返し言ったりして、「話を真剣に聞いている」ことを間接的に伝える。
●素直に褒めたり、労わりの言葉をかけたりして、好感を与える。
●少しでも面白うそうな話は、興味を持って質問する。
・話を膨らませる2つの方法(中略)
●「質問」を使って、話題を深める
●「連想」を使って、話題を広める
・話題を広げる連想のコツ(中略)
例えば、「チャーハン美味しかったよ」と言えば、「自分は麺類が好きだな。中でもキツネうどん」「キツネといえば、最近は動物も少なくなったね」
・TV番組「笑っていいとも」の司会でおなじみのタモリ。彼はやや暗めのサングラスをかけていますが、その理由はわかりますか?もともとは、彼が小さい頃に右目を負傷したのが原因なんですが、それだけではありません。(中略)
少しでもゲストをリラックスさせて会話をさせるために、自分の目線を隠すサングラスをかけているんだそうです。ただ、真っ黒なサングラスでは、逆に威圧感を与えて緊張させてしまうので、やや暗めのサングラスをしている、ラジオ番組でタモリ自身が言っていました。
・本人にとって意外な部分を褒めろ!(中略)
容姿の良い人は、昔から何度も「綺麗だ」「美人だ」と言われているため、自分で自分のことを「美人だ」とわかっています。自分でわかっていることを言われても、その人にとってはたいした刺激になる言葉ではありませんよね。
・上手な自己開示の3つのポイント(中略)
①相手の反応を見ながら、少しずつ出す(中略)
②相手に自己開示を求めない(中略)
③多人数には話さない
・効率よく知識を吸収するための5つの方法(中略)
●幅広い分野に興味を持つ
●細かい部分まで観察する
●音に関連付けて覚える
●楽しみながら覚える
●知識があることで慢心しない
・人は、悲しみ、苦しみなどを経験し、その痛みを知ることで、他人に優しくすることができます。つまり、彼は同じように悩んでいる人の気持ちを理解できる、24年分のノウハウを学んだということです。これは、彼がこれから生きていく上で、大きな武器になるのではないでしょうか。
●書籍『「お笑い」会話力~あなたの話、ウケてますか?』より
滝沢 ユウキ 著
秀和システム (2005年8月初版)
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