このページは、セミナー『営業担当者のための書店発ベストセラーの作り方』(講師:啓文堂書店神田駅前店 齋藤敬司 氏)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・10万部計画
1、店を絞って集中的に商品を投入し、特定の店で販売実績をつくる
2、その販売データを持って、他の書店に営業し仕掛け売りの書店を増やす
3、結果が出たら新聞広告を出す
4、全国的に仕掛け売りの展開を広げる
・本は売りの強いお店で売っていくのが有効
・新聞広告を出すという知らせをFAX通信で書店に送った。
・啓文堂書店の全国シェアは1.0~1.2%なので、啓文堂書店で1000冊売れれば、全国で10万部売れるはず。
・本の売りを伸ばす3要素
1、重版のロッドを上げる
2、それに合わせた広告展開
3、営業マンの訪問
・出版社、取次、書店、個人の協力体制をいかにつくるかが大事。売りたがりの若手文庫担当を集めて会を作る。その会のメンバーでよい本を選び、出版社に呼びかけていく。
・啓文堂書店 ビジネス書の会 2007年7月に結成
・ちくわ会 筑摩書房の本でこれという一冊を選んで売っていく
・NARUTO会 集英社の本でこれという一冊を選んで売っていく
・上記のような会をつくることのメリット
1、情報が容易に入手できる
2、商品確保がしやすくなる(事前注文、追加注文)
3、品揃えがよくなる
・出版社における書店員の囲い込み手段の一つは、勉強会を開催する。
・啓文堂書店として一冊を決め、大量仕入れで仕掛けをする。その際に、「よく売る店舗にディズニーランドのチケットをつける」と社内に言った。
・本が売れた書店の傾向を見る。たとえば、20、30歳の女性に強い書店であれば、それと同様の書店を見つけ、拡販していく。やみくもに書店に持って行っても意味がない。つまり、類似店に水平展開をすることが大事。
・ミリオンセラーストーリー
1、狙い、目的の明確化
2、組織化 社内プロジェクト、取次、書店担当者とのネットワーク
3、拠点づくり 波及効果が出やすい特徴的な店選び
4、仕掛け売りの広がり 全国的な展開 法人単位での展開
5、広告の揚出 全国紙で全五段、半五段を単品で
6、重版のロットの拡大 重版のロットは10万部
7、話題性づくり
パブリシティに登場させるプレスリリース
朝日新聞 「売れている本」
日経新聞 「ベストセラーの裏側」
土井英司さん「ビジネス・ブック・マラソン」・・・等の書評
王様のブランチ NHKおはよう日本 ・・・等のTV番組
8、さらなる話題性づくり
専用ホームページ立ち上げ ツイッター 論文募集 献本作戦
芸能人、著名人の紹介
・文教堂書店で売れると、トーハンのランキングが上がる。
・売る気のある書店員が良いと思うと、その本の売りは伸びる。
・タニタの本は、ミリオンセラーを狙って出している。社内でプロジェクトチームをつくり、PR会社を入れ、テレビ局に取り上げてもらえるような企画書を作ったと言われている。
●セミナー『営業担当者のための書店発ベストセラーの作り方』より
講師:啓文堂書店神田駅前店 齋藤敬司 氏
日時:2012年3月28日(水曜日)午後6時~午後8時30分
主催:出版ビジネススクール事務局
http://skc.index.ne.jp/
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