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書籍における「委託販売」の通常の取り分はこうなっています。
著者 : 8 ~ 10%
出版社 : 35 ~ 37%
印刷所 : 25%
取次 : 8%
書店 : 22%
2010年、「委託制度」ではなく「責任販売」で取引する出版社が目立ちました。責任販売とは、一般的に書店側に仕入れや返品について一定の条件を課す代わりに、「マージンの引き上げ」や「希望数を出荷」するなどを与える取引方法のことを差します。
実際、出版社や取次、書店、著者の各取り分はどうなっているのでしょうか。書籍における売価構造を、書籍『12人の優しい「書店人」』(山本 明文 著、商業界)よりご紹介したいと思います。
※注1 : 引用した書籍の内容は「%」で表示されていました。これを、わかりやすくするため「%」ではなく「単価」として作成しました。
※注2 : ②35ブックスと④『幕末 写真の時代 第2版』(小沢 健志 著、筑摩書房)の書籍の定価は実際と異なります。 『幕末 写真の時代 第2版』(小沢 健志 著、筑摩書房)の定価は12600円(税込)です。
※注3 : 35ブックスは、複数の出版社が集まり責任販売制に取り組むもので、各版元から複数冊の本が責任販売制として出されています。各出版社が責任販売として出された本の定価は上記と異なります。比較しやすいように仮の金額1800円(税抜)として出しました。
●書籍『12人の優しい「書店人」』より作成
山本 明文 著、商業界 (2011年3月初版)
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