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池田 貴将 氏 書籍『動きたくて眠れなくなる。』より

このページは、書籍『動きたくて眠れなくなる。』(池田 貴将 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・感情にも、構成しているものがある。それは3つ。“意識の向け方”“言葉の使い方”“からだの使い方”だ。(中略)


「なんにもやりたくないな」と思っているときはたいてい、この3つの要素がガチガチに固まってしまっている。


・フォーカス(中略)

ある新人営業マンはアポイントをとるとき、「自分が拒否されている姿」に意識を向けていた。そして彼にとって「拒否される」ということは、「自分はダメな奴だ」を意味していた。もう一人の新人営業マンは「自分が成長している姿」に意識を向けていたので、彼にとっての飛び込み営業は「いまやればやるほど、イケている自分になれる」だった。二人が出す結果に、すぐ差が生まれたのは言うまでもない。


・「自分に欠けているもの」を意識すると「あれも足りないこれも足りない」と不足感が生まれるけれど、「自分が持っているもの」を意識すると「ありがたい」と感謝の気持ちが生まれる。


・ゲンゴカ(中略)

やってもやっても、のぞまない結果が出る場合がある。そのパターンから抜け出すカギは“言語化”にある。(中略)「もっとやせたい」よりも「ぴったり30日後までに3キロやせたい」の方がわかりやすい。


・ロックオン

感情を動かすコツは、「自分でコントロールできること」だけに、意識の焦点があたるような質問をすることだ。「私の将来はこれからどうなるんだろう?」(中略)


反対に「私はこれから将来をどうしたいんだろう?」「どうすればもっと毎日ワクワクできるんだろう?」という質問をすると、自分でコントロールできることに焦点があたるので、決意や安定感が生まれやすくなる。


・サイクル(中略)

頭の中には、二人の自分がいる。そしてことあるごとに片っぽからは「やろうぜ」と誘われ、もう片っぽからは「やめておこうぜ」と止められている。自分の行動にゴーを出すのは言葉の量だ。やるかやらないか、どっちの言葉をたくさん使ったかによって、次の行動が決まってくる。


・ホシイモノ(中略)

価値観はさらに“手段価値”と“目的価値”の二種類に分けることができる。行動に移す前にこの二つが区別できるようになれば、もっとラクにのぞむ結果を得られるようになるはずだ。


・マナブ(中略)

勉強という行為をラクにする、5つの考え方がある。

1 勉強する時間がなくてもいい。(中略)

勉強しないから、時間がなくなっていると考えよう。勉強は電車に乗っている間でも、帰宅する途中でもいつでもできる。


2 本を読まなくてもいい。(中略)

知識がある人に、会って直接話を聞くのが勉強の近道かもしれない。(中略)


3 知りたいことだけを知ればいい。(中略)

自分はいまなにを学びたいのか。これからなんの専門家になりたいのか。明確に(中略)


4 必要なことさえわかればいい。(中略)

なにを勉強するべきなのか、なるべく細かくリスト出しをする。そして一つ習得するごとに、チェックマークを入れていく。(中略)達成感を楽しむことができる工夫の一つだ。


5 アウトプット先を決めればいい。

その知識をいつどこで使うのか、発表するのか。それがはっきりしていると、集中力の高さが全然違う。


・ヨッキュウ(中略)

力で人を動かしても限界がある。むしろみんなの感情にスイッチを入れることができれば、人は自発的に動いてくれるものだ。


・ヒカク(中略)

毎日の行動パターンは、なかなか変えることができない。それは意思が弱いからでも、能力がないからでもなく、単なる感情の問題だ。その行動に対する“快感”を、または行動を中断することに対する“痛み”を連想すれば、誰でも行動パターンを変えることができる。


・本当に現状を変えていく人は、次の3つの姿勢で問題に取り組んでいる。

1 変えたいのなら、それは“今”変わらなければ“ならない”。
2 “私”はそれを、“今”変えなければ“ならない”。
3 “私”はそれを、“今”変えることが“できる”。


・ゴイ(中略)

ふだんから尊敬する人がよく使っている言葉をマネてみよう。「面倒くさい」「腹が立つ」「ダメだ」というかわりに「いいね」「大丈夫」「ありがたい」などの言葉を使ってみよう。新しい言葉づかいの積み重ねが、新しい経験を作ってくれる。


●書籍『動きたくて眠れなくなる。』より
池田 貴将 著
サンクチュアリ出版 (2012年4月初版)
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