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長谷川 泰三 氏 書籍『命のカウンセリング』より

このページは、書籍『命のカウンセリング』(長谷川 泰三 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・多くの方が「助けて」と言うことは、迷惑をかけることだと思っています。「助けて」と言う代わりに、自分を責めたり感覚を麻痺させたりして、心のバランスを崩していきます。(中略)


でも、多くの人は「自分のできる範囲で誰かを助けたい」と思っているもの。実際に手助けできるかどうかはその人の状況にもよりますが、「助けて」を伝えることは迷惑ではないはずです。


・私は今まで、「助けて」と言えた人が幸せになってきた例を数えきれないほど見てきました。だから、本当に苦しいときは「助けて」と言ってみてください。そして、助けてもらったら「ありがとう」と心からの気持ちを込めて伝えましょう。


・周囲の人たちに心配させないようにと気づかったんだろう。本当は奥さんが亡くなって泣きたかったんだろうに。Sさんは自分の心を殺したんだ!(中略)


「みんなもつらいのだから、自分は『つらい』と言ってはいけない」
このように周囲の人を心配させないように気づかい、自分の寂しい、悲しい、つらいという感情を麻痺させ、極端なほど明るくふるまうのです。


・「周囲もつらいのだから、自分はつらさを感じてはいけない」
そう思い、ずっと心の奥深くに強く抑えつけてきた痛み。どれほど苦しかったことか!


・実は、喜怒哀楽という感情は一枚板なんです。1つを抑えてしまうと、ほかの感情も失わせてしまうのですね。人はつらいことがあっても、周囲を気遣うあまり寂しい、悲しいという感情をがまんし、泣くのをやめてしまう人もいます。それがあなたです。


・「助けて」という言葉の裏側には、「愛している」という意味が隠れています。「助けて」とは、好きな人にしか言えないものだからです。「ありがとう」という言葉も同じです。


・多くの人が誰かを助けたい、誰かの力になりたい、そう思って役に立てる場所を、そのときを探しています。そして、人の力になれたとき、助けることができたとき、心から喜びを感じるのです。


・自分が死に逃げるのは簡単でも、残されたほうはどんなに苦しむことか!


・もうがんばらなくてもいい------(中略)

自殺者を出した家は、社会から冷たい目で見られる傾向にあります。だからこそ、その汚名を返上しようと自分ひとりでがんばってしまうのです。(中略)


しかし、つらいときは「つらい」と言い、誰かに助けを求めないと、今度は本人が生きている価値を見失って死の誘惑にのってしまうのです。


・「例えばあなたが自殺すると、残された人は今のあなたのように罪悪感を持ってしまうんですよ」

「・・・・・・」

「あなたは死ぬだけですけれど。あなたが死んだあと、残された友人、家族があなたみたいになります」


●書籍『命のカウンセリング』より
長谷川 泰三 著
あさ出版 (2010年5月初版)
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