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リチャード・S. ワーマン 氏 書籍『それは「情報」ではない。』より

このページは、書籍『それは「情報」ではない。』(リチャード・S. ワーマン 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・三つの原則だ。自分の無知を知ること。答えよりも質問を重視すること。そして、答えを見つけるためには反対の方向を行く勇気を持つことだ。


・情報を分類する手段は、いくつもあるわけではない。「位置」、「アルファベット」、「時間」、「分野」、「階層」の五つだけだ。


・学ぶとは、こういうことだ。それまでの人生で理解してきたことを、ある日突然、まったく別の角度から理解することだ。------ドリス・レッシング


・答えを聞けば、利口かどうかがわかる。問いを聞けば、賢いかどうかわかる。------ナギーブ・マーフーズ


・上司の欠陥のタイプ(中略)

言い訳準備型(中略)

私は偉いのだ、説明している暇などない型(中略)

危機管理者型(中略)

シゴト・デ・シゴトチュウダンさん型(中略)この人たちは、何の脈略もなく部下に仕事を与え、その仕事が軌道に乗りかけたころに、まったく別の仕事でそれを中断させてしまう。(中略)

肩越しに仕事を覗き込み型(中略)

ちょっと私に貸したまえ型(中略)

私を愛しているならできるはずだ型、または、同情管理型(中略)

自由連想型(中略)

クロマニオンボス型
コミュニケーションスキルが、ベビーベッド時代から少しも進歩していない人たちだ。


・無能な部下(中略)タイプ(中略)

具体的に言ってください型(中略)

平和主義者型(中略)

ゴマスリおべっか型(中略)

末期的鈍感型(中略)

不器用ですいません型(中略)

無駄足型(中略)

スタイル・マイスター型(中略)

ボス風を吹かすな型(中略)

頭が良すぎ型(中略)

紙の兵隊さん型
どんな問題も、たくさんの情報を仕入れることで解決できると信じている人々だ。(中略)

過剰殺傷型(中略)
すべての問題は、「もっと」によって解決されると信じている。もっと技術を導入し、もっと金をかけ、もっと人を使う。(中略)

木を見ても森は絶対に見ない型(中略)

大丈夫です。あ、ダメだ型(中略)


・こんな組み合わせだとうまくいくかも・・・・・・
(※上司と部下のこと)

具体的に言ってください型の部下と
私は偉いのだ。説明している暇などない型上司・・・・・・


不器用ですいません型部下と
ちょっと私に貸したまえ型上司


ゴマスリおべっか型部下と
肩越しに仕事を覗き込み型上司


ボス風を吹かすな型の部下と
肩越しに仕事を覗き込み型上司


無駄足型部下と
言われたことしかできんのか型上司


自由連想家型上司と
木を見ても森は絶対に見ない型部下


・ユングによれば、一般的な部下は次の八つのタイプに分類することができるだろう。

■外向的思考タイプ(中略)
■内向的思考タイプ(中略)

■外向的直観タイプ(中略)
■内向的直観タイプ(中略)

■外向的感覚タイプ(中略)
■内向的感覚タイプ(中略)

■外向的感情タイプ(中略)
■内向的感情タイプ


・聞いただけなら忘れてしまう。教えてもらえば覚えられる。関わらせてくれたなら学ぶことができる。------ベンジャミン・フランクリン


・顧客と繋がる方法は、彼らが望む方法を使うべきだ。


・ウェブサイトをデザインするときは、次の三つの要素を覚えておいてほしい。

■ナビゲーションがしやすいこと。
■情報の質が高いこと。
■時間が節約できること。


・アメリカ人の八割が、ニュース媒体は自由社会には欠かせない役割を担っていると見ているそうだ。(中略)新聞は、この社会のコミュニケーションの重要な一部を担っているということだ。インターネット時代になったら消えてなくなると、どこかの誰かさんが言っていたが、そんな簡単な代物ではないのだ。


・よい聞き手になるためのコツとは次のようなものだ。

■二つの耳と一つの舌を持つ。一つ言ったら二つ聞くようにする。
■相手が話している間に答えを考えない。
■話の腰を折らず、最後まで聞く。
■沈黙が流れても慌てて空虚な言葉で埋めようとしない。沈黙は、ときとして会話をハッキリとわかりやすくしてくれる時間になる。
■聞くことを、受動の行動と考えていけない。大きなエネルギーを必要とする能動的な作業なのだ。話すときと同じ情熱を込めて、相手の話を聞こう。


・その本を買った理由は?

計画していた------五四%
衝動的に------四六%
贈物として------一七%
自分で読むため------八三%(中略)


本を買うとき何を参考にしますか?(成人読者が本を選んだ理由の上位項目)

知り合いからの勧め------二七%
好きな作家の本か------二七%
書店や図書館で見て------二六%
書評------六%

------「USAスナップショット」
『USAトゥデイ』


・本当に頭のいい検索エンジンとは、こちらの要求をひとまわり、あるいはふたまわりほど広げた範囲まで調べてくれるシステムだ。たとえばボクシングを検索すると、それはこう尋ねてくれる。「ほかにお好きなスポーツは?全試合を見たいですか?それとも最終ラウンドだけ?」


・質問は、世界に光をもたらし、宇宙への理解を広め、自分は何を知り、何を知らないかのかを確かめる手立てとなる。


・物語を組み立てる際に、次のことを注意するように訴えている。

S=Short(短く)------文が三つ以上にならないこと。
U=Unique(ユニーク)------いかに自分が際立った人物であるかを強調すること。(中略)
C=Clear(明快)------俗語や専門用語は排除すること。
C=Concrete(具体的)------明確なイメージを相手に伝えるために、詳細な事柄をいくつかに織り込む。(中略)
E=Excuting(興奮)------自分の情熱を示す。(中略)
S=Service(サービス精神)------自分がお客さんに対していかにサービウ精神旺盛であるかを、わかってもらう。
S=Strategic(戦略的)------自分の商売について、何をしてもらいたかをひとつハッキリとさせて、その周囲に物語を組み立てていく。


・人を啓発するのは答えではなく問いだ。------ユージン・ロネスコ


・アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスは、アマゾンの目的が本を売ることではなく顧客の本を買おうという決断を助けることだと語るとき、そこにはいつも「行き先」の考えがある。だから多彩な判断が行えるウェブサイトを作ることができたのだ。


・仕事のイヤなところは?重役たちの多くは、従業員の不満を、給料が安い、パーテーションが低すぎる、ボスがいけ好かない、多くを期待され過ぎているなどと想像している。


しかし、従業員の不満リストのトップにあるのは、何を期待されているかのかわからない、情報が伝わってこない、曖昧でめちゃくちゃな指示の下で働かされている、といったコミュニケーションの問題だ。


・情報を獲得することが学習だと思われがちだが、獲得の前にはかならず興味がある。興味は、あらゆる努力を可能にし、学習を導き出す。新しい知識を獲得し記憶しておくためには、何らかの方法で好奇心を刺激してやる必要があるのだ。


・カール・ロジャースは著者『創造への教育』で、自分の行動に大きな影響を及ぼすような目覚しい学習は、「自分で発見し、自分で自分に適合させた」学習だと言っている。学ぶ対象が、自分自身の目的に深く関連していることが認められて初めて、目に見えた学習がなされるということだ。


・アメリカ人の四三パーセントが一年間に読む本の数は五冊以下で、一方五十冊以上読む者は全体の七パーセント。
------エド・グレイ
「小説の関する真実」
USエアウェイ『アタッシュ』
(二〇〇〇年八月号)


・毎年五万冊以上の新刊が出版され、二万社を超える出版社によって百五十万冊の書籍が印刷させる。
------エド・グレイ
「小説の関する真実」
USエアウェイ『アタッシュ』
(二〇〇〇年八月号)


・「わからない」という状態をわかることで、何をどうすればわかるようになるのかがわかる


●書籍『それは「情報」ではない。~無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン』より
リチャード・S. ワーマン 著
金井 哲夫 翻訳
エムディエヌコーポレーション (2007年5月初版)
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