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三浦 知良 氏 書籍『やめないよ』より

このページは、書籍『やめないよ』(三浦 知良 著、新潮社)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・タイミングを計って引退するなんてことは、もはや僕の選択肢にはない。そんなことも考えずに、ただ今日も一生懸命にやる、明日も一生懸命やる、それだけなのだ。


・一九九八年に僕が外れたときは帰国したその日から練習を始め、すぐくに気持ちを切り替えた。僕らはプロ。代表から漏れてもサッカー選手としての職を失うわけじゃない。(中略)逆境からはい上がるのは自分の力だということ。


・良いプレーに対しては、敵味方関係ななく賛辞を贈ってほしい。ヒデ(中田英寿)から聞いた話では、イングランドの観客は相手チームのDFの見事なタックルに対しても拍手を送るそうだ。


・パフォーマンスを披露する機会もないけれど、得点を決めても踊るかどうかのタイミングが意外と悩ましい。アウェイだと遠慮してしまうし、結果的に試合に負けてしまうと印象もよくないから、開始早々のゴールではやりにくい。


・過去に格下だった相手が、今も弱い保証なんてどこにもない。何よりも日本が、それを証明しているんじゃないかな。


・イエスかノーで判断されるのがプロの世界。たたかれるうちが花だし、選手はそれを乗り越えて大きくなるものだ。批判に耐える強い精神を持っていなければ、上のレベルにはたどり着けない。


・ゆとりと油断は似ているけど、その違いは意識が自分に向いているかどうかだ。相手が格下だから大丈夫とか、勝てるだろうと思うといけない。必要なのは、自分はこれだけ準備してきたという確固たる自信。


・学ばない者は人のせいにする。学びつつある者は自分のせいにする。学ぶということを知っている者は誰のせいにもしない。


●書籍『やめないよ』より
三浦 知良 著
新潮社 (2011年1月初版)
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