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書籍『「地方」出版論』(川上 賢一 編集)によると、地方にある出版社を分類すると5つに分かれるそうです。ご紹介したいと思います。
1、 出版を専業にしている
2、 新聞社の出版
3、 書店・古書店の出版
4、 印刷所の出版
5、 図書館・研究団体の出版
では、それら地方の出版社がつくる出版物にはどのような傾向があるのでしょうか。同書によると2つあるそうです。
「地方」で本を作るのを、大雑把におって、二つの主なる傾向が、最もとっつき易いところにぶら下がっているようだ。
ひとつは、地元の歴史を掘り起こし、地元が生んだ英雄、偉人に照射をあて、地元の人たちの愛郷心を煽り、過ぎ去った時代への理解を深めようとする意図のもとに本が作られるケースである。
もうひとつは、地元の名所旧蹟の解説であり、文学散歩であり、釣り場案内や郷土料理の本を作る、いわゆる観光地ガイドを目的にした型である。
※高橋彰一氏 津軽書房
●書籍『 「地方」出版論』より
川上 賢一 編集
無明舎出版 (1981年3月初版)
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