このページは、書籍『ネットとリアルのあいだ』(西垣 通 著、筑摩書房 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・厚生労働省の調査によれば、仕事上のストレスのために精神疾患になり、労災認定を受けた人数は、二〇〇六、〇七、〇八と三年連続で過去最悪を更新したという。とくに二十、三十代が多く、半数以上をしめている。
・「ネトゲ廃人」(中略)ネットゲームにはまって、まるで廃人のような生活をしている依存症患者のことだ。十時間も二十時間もパソコンに向かいっぱなし、電話にも出ず、スナック菓子やパンをかじりながらネットゲームをする。それが何日も、何週間もつづく。
・習熟度でクラスをわけるなどの差別化がすすむと、「できない子」だけでなく、「できる子」のモラルもすさんでいく。点数がとれずに自分をクズだと思いこむ落ちこぼれ生徒、点数さえとれば何をしてもいいと思いこむ勘ちがい生徒ばかりがふえるのだ。
●書籍『ネットとリアルのあいだ~生きるための情報学』より
西垣 通 著
筑摩書房(2009年12月初版)
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