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林 英臣 氏 書籍『立志読本「すべては志からはじまる」』より

このページは、書籍『立志読本「すべては志からはじまる」』(林 英臣 著、四国中央立志会 発行)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・富士山に登ったのは、どういう人か?(中略)

「富士山に登ろうと思った人」です。理由はなんであれ、「登ろうと思った」から山頂に到達したのです。(中略)今も昔も、何かを成した人は、必ず「志」を立てていました。まず、やろうと思わなければ何も始まりません。


・橋本左内は、高校日本史の教科書に名前が出ているくらいだから、決して無名ではありません。(中略)一人ひとりの患者を治すことも大切だが、時代によっては社会そのものを治さなければならないときがある。それが今である以上、自分は武士として国手になりたい。左内は、そう志したのです。


・あらゆる存在は氣で構成されている(中略)

湯気とは蒸気のことです。蒸気は白い煙で、手でつかむことはできず、向こうが透けて見えています。そのように実体に乏しいのが湯気です。ところが、御飯を炊くときの重たい蓋を持ち上げてしまうくらい、大きな力を持っております。目にはハッキリ見えないが、そこにはちゃんとした力があるというわけです。


・虫眼鏡が太陽光を集めるのと同じ作用(中略)

人生も同じです。また弱い力しかない者でも、一つに集中させていけば、人に負けない強い力を持つことが可能となります。


・知識は人生の道具に過ぎない(中略)

勉強で得る知識は、あくまで人生の道具に過ぎない。何のために学ぶのか。学んでどうするのか。そこを弁えない(わきまえない)と、ただ勉強ができるだけの秀才で終わってしまう。


・志には「この指止まれ」の働きがある(中略)

人は自分の志を大切にすると共に、他人の志に共鳴し、それを助けようとする心を持っております。立志によって目指すところをしっかりと掲げれば、応援してくれる人が、きっと現れてくるものです。


・友人には、マイナスになる損友と、プラスになる益友がある。だから選ぶことが肝腎だ(中略)この損友と益友という言葉は、『論語』の中に出てきます。(中略)益友(中略)三つのタイプがある(中略)素直な者と、誠実な者と、博識な者がおり、これらの友人を持てば大いにプラスになる


・志を立てるためのヒント(中略)
「自分を磨く」ことと「世の中の役に立つ」ことを一致させよ
自分だけ偉くなるのは「志」ではない


・地位や名誉は、努力の結果に過ぎない(中略)

社長になるのは手段であって、経営によって世の中を豊かにするのが目的です。医師になるのは手段であって、治療によって病に苦しむ人々を救うのが目的です。ところが目的を忘れて、手段にとわられていく人が随分おります。


・喜びには三段階がある(中略)
第一段階は「してもらう喜び」です。人間は生まれたとき、一人では何もできません。(中略)第二段階の「できる喜び」です。そして第三段階が「喜ばれる喜び」です。例えば子供が、身の回りにある玩具を手に取って親に渡したとします。すると親は「ありがとう」と言って、それを笑顔で受け取ります。その親の笑顔を見たとき、子供は何を感じるでしょうか。


・人生を大木でイメージ(中略)

「種」のある人生から芽が出る(中略)

木には「種」と「根」と「幹」と「枝葉」があり、それらは、あなたの「原点」「大局」「本氣」「徹底」を示しております。


・行動から逃げようとする人が、しばしば口にする決まり文句があります。「時期尚早」という常套句です。(中略)気持ちは逃げているのに、できない奴とは思われたくない。そういう心理状態がよく表れております。


・信用できるかどうかは、大きな事よりも小さな事でわかる(中略)

小さな約束がモノサシになるのです。信用できる人かどうかは、大きな事よりも小さな事で分かるものです。そして、小さな約束を守れる人のところに、やがて大きな仕事が託されてまいります。信用は小さな約束から、というわけです。


●書籍『立志読本「すべては志からはじまる」』より
林 英臣 著
発行:四国中央立志会
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